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2012年4月30日月曜日

The Observer紙でも高評価 ~ブレハッチのCD (UK)

イギリスのThe Guardianの姉妹紙であるThe Observer紙(日曜紙)で、ラファウ・ブレハッチのCDドビュッシー・シマノフスキのレビューが出ました。短いですが、やはり非常に評価が高いです。イギリスは、このCDに関しては、正のスパイラルに乗っている感じがします。

The Observer紙



こちらは
ドイツのフランクフルト・ノイエ・プレッセのレビュー→☆(英訳)

それから
4月27日のシュトゥットガルトでのリサイタル・レビュー→(英訳)

英訳作業がなかなか追いつかず、次々と出てくる絶賛の数々。。

シュトゥットガルトも、大きなベートーベンザールがほぼ満席になったそうで、アンコールにショパンマズルカ2曲を弾きましたが、プログラム自体はショパンなし。今年のドイツでの演奏会は、今後も基本的にショパンなしです。

2012年4月23日月曜日

ラファウ・ブレハッチ、テレビでのインタビュー (ポーランド、Video)

4月21日に、ポーランドのTVPで放送されたインタビュー番組です。

Prawdę mówiąc - Rafał Blechacz: kocham grać na fortepianie



場所はビドゴシチの、ルービンシュタインがしばらく滞在したことのあるHotel pod Orłem、ルービンシュタイン・スイートのピアノを弾きながら。また、インタビューの合間に、9歳の時の練習風景、19歳の時、コンクールの半年前に演奏したモーツアルトの協奏曲第23番の演奏会風景がちらっと見られます。
(指揮:イェジー・マクシミウク、演奏:シンフォニア・ヴァルソヴィア)

インタビューは主にショパン音楽について。トランスクリプトが出ていて、彼の発言の8割ほどカバーされています。(英語ブログに貼っておきました。)
音声と映像で正確にオリジナルインタビューが聞けるのは貴重な機会ですね。

TVPのビデオコンテンツは、アメリカでは最近また視聴不可能になってしまったのですが、このビデオは幸いYoutubeにアップしてくれました。

2012年4月21日土曜日

ドイツツアーは順調に。+オーストリアのヴェルス

レポートしそびれていましたが、ラファウ・ブレハッチは4月18日、ハンブルクのライスハレにてリサイタルを開き、ハノーファーに続きショパンのないプログラムでしたが、非常に好評でした。20日のハイデルベルクでのリサイタルも成功裡に終わりました。彼の活動に伴うドイツ等のメディアの記事はとても多く、これは最新アルバムが出たばかりということもあるのですが、2年半前に出た前回の協奏曲のアルバム時より多くの反応を得ているように思います。私は前回と異なり、記事の量についていけず、最近は印刷メディアの記事もあるため、たくさんのバックログが発生しています。アーチストが発展を続けている1側面として、喜ばしいことなのだと思います。


4月22日には、オーストリアのヴェルスにてリサイタルを開催しました。ショートノーティスで開催が決まったそうですが、非常に温かい拍手を受け、アンコールを2曲弾きました。
今回のプログラムは、バッハ、ベートーベン、ドビュッシー、ショパン。(4月23日朝追記。)

2012年4月19日木曜日

ブレハッチのアルバムが、グラモフォン誌のThe Disc of the Month, May 2012を受賞

ラファウ・ブレハッチの「ドビュッシー・シマノフスキ」が、英グラモフォン誌の The Disc of the Month, May 2012に選ばれました。

グラモフォンのレビュー記事
素晴らしいレビューで、まさにそのとおり・・と共感する部分が多々あります。

最後に、リスニング・ポイント(このディスクの聴きどころ)があるのですが、参考になりました。

例)「ピアノのために」のプレリュードの最初:「ブレハッチのアタックは前例がない弾き方だが、実はドビュッシーの指示に忠実に弾いている。:non legato, assez animé et très rythmé (ノン・レガートで、充分活き活きと、極めてリズミカルに。)

2012年4月17日火曜日

Ein atemberaubender Abend! (A breathtaking evening) in Hannover!

4月16日、ラファウ・ブレハッチは、ハノーファーのNDR Großer Sendesaalにてリサイタルを開きました。聴衆のなり止まない温かい拍手に応え、アンコールを2曲弾いたとのことです。

プログラムは、バッハ、ベートーベン、ドビュッシー、シマノフスキ。

もし予定通りであれば、この日ブレハッチは、ハンブルクのライスハレの楽器で演奏しました。アルバム「ドビュッシー・シマノフスキ」の録音に使ったと彼が何度もインタビューで述べている、大好きな楽器です。

Hannoversche Allgemeine(4月13日)のプレビュー「ショパンを弾かないショパンチャンピオン」ーによれば、ブレハッチは今回のリサイタルでの楽器を選ぶため、昨年9月にハノーファーを訪れ、候補の楽器の音を聴き、異なったチューニングのもの2台を心にとめていました。しかしその後考え直し、結局ハンブルクの楽器にした、ということです。演奏に際してのアーチストの真摯な態度がかいまみられます。彼が「ショパン弾き」というレッテルを貼られないよう、これまでも、そして今も注意深く、彼にとって大切な作曲家の曲を弾いていることなども紹介されています。

(ハノーファーとハンブルクは、東京~軽井沢ほどの距離です。)



次の演奏会は、18日、ハンブルクのライスハレにて。

下記の写真は、演奏会後、聴衆にサインしているところ。主催者ProMusicaがFacebookに演奏会直後にアップしました。(クリックで大きくなります。)

"Rafał beim signing nach dem Konzert. Ein atemberaubender Abend!"












こちらは、Hannoversche Allgemeineに掲載された、演奏会の写真です。
記事のサイト
ProMusicaも、記事の全文を公開












こちらは、Hannoversche Allgemeine,4月18日付け紙面です。記事内容は同じです。



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記事の無断での使用はご遠慮ください。



2012年4月15日日曜日

ウェブラジオの放送予定――4月18日早朝

RTBF - Musiq3が、ラファウ・ブレハッチのブリュッセルでのリサイタル(3月14日)を放送予定に入れています。

4月18日、午前3時より(日本時間)













RTBF - Musiq3のプログラムサイト


**放送予定は予告なく変更・キャンセルの可能性もありますので、ご承知おきください。



リサイタルはpodcastで約3週間聴くことができます。←New

2012年4月14日土曜日

ラファウ・ブレハッチの内省的ピアニズム: インタビューとレビュー記事(ドイツ)


ドイツの雑誌 RONDO 2/2012より、インタビュー+CDレビューの記事です。主にドビュッシーについて。
ラファウ・ブレハッチがそこに座って静かに熱心に語っているような感じ、レビュアーの観察も、そうなんですよね、と頷いてしまうような、興味深い内容でした。

RONDO 2/2012のオリジナル記事
P.8 と 9 が、ラファウ・ブレハッチの記事です。


(Quote)
ラファウ・ブレハッチ
高級な自己抑制

5年前、RONDO誌のMatthias Kornemannは、初めてピアニストのラファウ・ブレハッチと話した。物静かで色白の、内省的な彼は、目先の成功や巧みなマーケティングによる売り込みとは全く縁遠い雰囲気だった。年間45回以上のコンサートは行わず、ポーランドの片田舎を頑として離れようとしない、変わり者はどう過ごしているだろう。遁世主義者はピアニストとしてやっていけるのだろうか。彼はできる。













内省的、禁欲的、そして謙虚。他の人物だったらキャリアを潰してしまいそうな特性が、ラファウ・ブレハッチの集中したピアニズムの瞬間に最高度に発揮される。


ブレハッチは今もナクウォだったか、グダニスクとワルシャワの間あたりに暮らしており、自ら宣言したとおり、多くて年間45回しか演奏会を開かない。以前のモットー:芸術家として成長するための時間が必要――は今も守っている。何枚かの超高品質のCDが、彼の熟考した完璧主義の証拠だ。この態度はピアノ演奏にとどまらない。

「2008年の10月に、哲学の勉強を始めました。現在、エトムント・フッサールのテキストに関しての論文を書いているところです。これは音楽の解釈学に関するもので、いずれ博士論文になるかもしれません。」

知的側面を掘り下げることで、新しい音楽作品の研究に視点が与えられる。

「録音の準備をしている時、僕は既存の解釈を解釈しようとは思いません。ドビュッシーであれば、ギーゼキングやコルトーの演奏は、すでに歴史の一部を成しています。この層は十分理解しなければなりません。僕は巨匠達が演奏したように、ではなく、楽譜の中にある音楽を演奏したいといつも思っています。作曲家の意図のみを重視しています。もし十分時間があれば、一見よく知られている曲を真にとことん経験することができるでしょう。どの曲も本当に素晴らしいので、全てのことが発見されていると考えるのは思い違いです。」

大抵の若いピアニストは、決まり文句を述べたところで話し止まる。しかし、この謙虚な若者はさらに熱を帯びてくる。

「2つのサイクル、ピアノのためにと版画は、全く異なったアプローチが必要です。前者の場合、タイトルが示すとおり、バロックの伝統と結びついていますので、そういう意味で全体的構造や味わいはより伝統的なものです。だからといって、トッカータをバッハと同じ響きで弾くべきだ、ということでは、もちろんありませんが、僕のCDでは、ここから版画へと移行する時に、音色の違いが聞こえるようにしたいと思いました。」

「雨の庭」では、彼が大好きな箇所がある。(75小節以降、楽譜で確認されても良いだろう。)

「どれくらい時間がたてば、このパッセージは本当に素晴らしくなるのでしょう?右手はある種のメロディーを、僕には水滴の落下を思い出させますが、弾いています。一方左手は伴奏の声部ですが、2つの音だけを順番に弾き、その下に和声の基本が置かれています。僕はそれぞれの声部に独自の色を見つけようとしました。上の声部ではいつも銀色がかった色をずっと求めて、ほぼスタカートで、少しだけ左ペダルを使います。軽やかで晴明な、だけど完全に透明ではない色を出したいのです。」


雨の庭、75小節付近
彼にとって好ましいインタビュー形式というのは、ピアニストとしての自己実現とか、楽器を探す苦労話よりは、1小節ごとに、あるいは1声部ごとに楽譜をつぶさに検討することだろうか、という印象を持つ読者もいるだろう。

「最近は、自分がやっていることをきちんと説明しなければ、CDは簡単に埋もれてしまいますから。」
と彼は、完成度の高い作品について職人的に述べてきたことを、少し申し訳なさそうに言った。


しかし、もしブレハッチの演奏のクオリティを本当に理解したいと思うなら、鋭敏な耳を持たなければならない。彼の芸術は、演奏会場を熱狂させるとか、2、3語の語彙で単純に特徴づけるような類ではない。彼の芸術は、専門家が拡大鏡を取り出して、細部が威厳ある明瞭さで抽出され現出するのを捉え、賞賛する、という類のものだ。その結果、例をあげるなら、通常の演奏であれば気づかないような中間声部の音符上のわずかな変化が、その音域において急に輝き出し、非常に貴重な、これまで聴いたことのない体験をさせてくれる。これを可能とするため、彼が音の追求に費やした膨大な時間に思いをはせる。
(End)


**今回はドイツ人のチェックは受けていません。正確度はその程度だと思っていただければ幸いです。

**Rondo誌との前回、5年前のインタビューに興味がありましたら、ブログ内検索ボックスに「ロンド」と入れれば出てきます。なんだか隔世の感があります。

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インタビュー記事の無断での使用はご遠慮ください。




2012年4月3日火曜日

サル・プレイエルでのラファウ・ブレハッチ (ビデオ)

昨年11月11日、ポーランドの独立記念日に、パリで行なったコンサートの様子を見られるビデオです。昨年下半期、ポーランドがEC理事会の議長をつとめた記念に制作された、フランスとの経済・文化交流を示す一連のビデオの1つ。
アンコール、インタビュー、コンチェルトの最後の部分などが見られます。

2012年4月2日月曜日

Easter wishes

イースターカードです。絵をクリックするとFlashで見られます。
New beginningsがテーマ。
















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欧州のレビュー(2)

スイスのLeTempsに掲載された、CDレビューです。
ラファウ・ブレハッチを長年ウオッチし続けている、Julian Sykes氏が、ドビュッシーに関して、細かく書いています。

LeTemps



ベルギーのラジオ・クララの番組で、今週のTop10としてブレハッチのCDが選ばれています。こちらは絶賛の内容です。

ラジオ・クララ

他にも各国のレビューが数件あるのですが、追ってまた。。。