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2012年8月1日水曜日

リサイタル・レビュー(フランス)

English

7月25日付けル・モンドより、ラファウ・ブレハッチのリサイタル@ラ・ロック・ダンテロンのレビューの抜粋です。

Original review


(Excerpt)

ポーランド人ラファウ・ブレハッチがポーランド的ショパンを演奏

ラファウ・ブレハッチは、まるで誰かとの約束に遅れたかのようにステージに現れた。聴衆へ急いでお辞儀をすると、すぐにバッハのパルティータ第3番イ短調BWV827をアタックし始めた。いや、アタックというのは適切な言葉ではない:ブレハッチのピアノはシャープかもしれないが、鍵盤を攻撃するような類ではない。バッハを弾く彼のピアノは、ハープシコードのタッチを思わせる。ドライポイント風の流暢さと平らに広がるベルベット。彼の言葉は正確で洗練されている。彼は強い和声を存在させ、ピンと張った糸のようなメロディを組み合わせる。キャンバスに描く、ポリフォニーの芸術だ。

・・・2005年ワルシャワの第15回ショパンコンクールで圧倒的優位性を見せて以来、彼はフランスのメジャーなホールで定期的に演奏してきた。マウリツィオ・ポリーニ(1960年)やマルタ・アルゲリッチ(1965年)のキャリアを決定づけたコンクールで、である。

.ベートーベンのソナタ第7番作品10-3は、ほとんど演奏されない作品だ。そのモーツアルト的な雰囲気、彼の明瞭なアーティキュレーション、「ラルゴ・エ・メスト」でのショパン以前のスタイルの抑揚、彼の端正な「メヌエット」、最終章「ロンド」での彼のユーモア、この曲は実に、ラファウ・ブレハッチの”認定された”指に適した曲といえる。

後半はブレハッチの国の作品へ:バラード第1番作品23とポロネーズ作品26。彼はポーランド人の理解に従ってショパンを弾く:マンネリズムやわざとらしさのない、しかも運動能力の誇示もない。重み付けや小節や風景や意図が次々と展開される。輪郭のはっきりとした色彩や連続する出来事が音楽に視覚を与える・・・

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こちらから、ブレハッチの弾くバッハパルティータ第3番を、少し聴くことができます。4月の、オーストリア、ヴェルスでのリサイタルより。


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Konzertdirektion Schmid (ブレハッチのドイツ、イギリスのマネジメントオフィス)が、月刊ニュースレターで、ブレハッチのECHO Klassik 2012 受賞をレポートしています。