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2012年6月1日金曜日

ブレハッチのCD、イタリアの2つの音楽誌で推薦盤に。

イタリアの音楽月刊誌 Amadeusの5月号が、ラファウ・ブレハッチのアルバム「ドビュッシー・シマノフスキ」に最高のレーティングを与え推薦盤としている、と以前お伝えしました。

それを伝える、ユニバーサル(イタリア)の記事です。レビュー部分は抜粋になっています。

ユニバーサル(イタリア)
この記事の英訳

(Quote)
Amadeusのレビューから。ラファウ・ブレハッチ「ドビュッシー・シマノフスキ」

月刊誌 Amadeusは、このポーランド人ピアニストの類まれなる才能を無条件に称えるため、彼のアルバム「ドビュッシー・シマノフスキ」に、レビューページで最高のレーティングを与え推薦盤とした。

ショパンコンクールでの大きな成功と、世界的名声を確かなものとしたこれまでのアルバムに言及したのち、レビュアーのNicoletta Sgubenはこう述べている。

「最近ブレハッチは首尾一貫してドビュッシーの音楽を探求している。結局、ドビュッシーの音色というのは、ショパンのための熱情的で鋭敏な感覚のピアニズムによる打鍵によって可能となる。ピアノの示唆と想像力あふれる恍惚感の中で、打楽器的性質であっても歌うことができる、象牙の鍵盤を愛撫するあの指先によって。

ドビュッシーの音楽が、そこから立ち現れてくる。「ピアノのために」の明るさから、「喜びの島」の虹色から、そして、絶対的名作「版画」の半透明の色彩から――全てがブレハッチの解釈によって明瞭に表現されている。」

さらに、シマノフスキの音楽を組み合わせた賢明な選択を特筆している。
「プレリュードとフーガ嬰ハ短調と壮大なソナタハ短調作品8は、古典的遺産から現代風の音までをカバーする極めて広い音のレンジを受け止め表現できる楽曲だが、この若い演奏家の詩情豊かなインスピレーションが全てを極めている。」
(Unquote)

普段、多少困難な文章でもあきらめず訳出に突進する私も、(特にラテン語系の言語は自分の守備範囲と思っていたのですが、)この入り組んだイタリア語はギブアップでした。イタリアのファンの方に英訳をお願いしたのですが、自分の訳とあまり変わらず・・・いずれの国でも評論家の先生はむつかしい文章を書かれるようです・・


イタリアからもうひとつ、"Classic Voice"という月刊誌の5月号で、ラファウ・ブレハッチのアルバムが、CD of the Monthに選ばれました。やはり、ユニバーサルがレポートしています。

ユニバーサル(イタリア)
この記事の英訳

(Quote)
ブレハッチ、Classic Voiceで5つ星を獲得。

「ブレハッチの明瞭さ、様式への忠実性、ヴィルトゥオーソとしての献身は、ドビュッシー音楽に理想的。」

Classic Voiceがラファウ・ブレハッチのCDを、今月のCDに選出、この若いアーチストの大きな才能が確認された。

レビューより。
「・・・DGのために録音した新しいプログラムは、まずドビュッシーの有名な3つの曲に照準を合せ、ベルガマスク組曲で始まった対話を継続している。さらに、比較的知名度の低いシマノフスキのソナタ第1番作品8の回復に取り組んでいる。壮大な美を盛り込んだ物語は、緊張感の積み重ねの必然に従って前進し、衝撃的な最後のフーガで結実する。
・・・ブレハッチの明瞭さ、様式への忠実性、ヴィルトゥオーソとしての献身は、ドビュッシー音楽に理想的。この資質は、将来このピアニストが、前奏曲とエチュードの比較に取り組むのでは、と予感させるものがある。
(Unquote)