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2012年5月5日土曜日

ベートーベンのソナタニ長調10/3

English

最新アルバムドビュッシー・シマノフスキへの多くの賛辞の陰に隠れがちですが、ラファウ・ブレハッチのこの春の欧州での演奏活動、とりわけリサイタルの前半にもってきたバッハ(パルティータ第3番)とベートーベン(ソナタ第7番ニ長調)の演奏の素晴らしさは、きちんと記憶されるべきだと思っています。私はベートーベンの特に第2楽章の解釈の深さに、とりわけ圧倒されました。

これはシュトゥットガルトのリサイタル・レビュー。
by Frank Armbruster for Stuttgarter Zeitung.
「音楽への深い洞察」

Original review
レビューの英訳

ベートーベンの部分です。

「ベートーベンのソナタ第7番ニ長調作品10/3、特にLargo e mestoでは、ブレハッチの非凡な才能が明白だ。彼は、スローな楽章で使われがちな、従来型のエスプレッシボの使用を避け、この楽章の痛切なまでに響く表現を、形而上的な(霊的な)次元にまで高めている。この若いピアニストが同世代の演奏家に比べ、深く音楽を見ることができると感じられるのは、この曲にとどまらない・・・」

他にもたくさんレビューがあります。何かわかりやすい形で紹介できたら、と思っています。
私がこのピアニストの音に「はまって」しまう理由が、こういうところにあります。

ラファウ・ブレハッチの5月は、ベートーベンのコンチェルトの月となります。

10日  協奏曲第4番 @チボリシンフォニーホール
11日  協奏曲第3番 @アムステルダム・コンセルトヘボウ
21日  協奏曲第4番 @ミラノスカラ座
25日  協奏曲第4番 @プラハ・スメタナホール