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2011年2月11日金曜日

アメリカの記事2つ (セント・ポールとアナーバー)

English 1, 2

Startribune.com(2月8日)は、2月6日のセント・ポールでのリサイタルをレポートしています。

ラファウ・ブレハッチ、ショパン協会の招へいにて、サンディンホールで演奏
「・・・ツィンシティデビューとなるブレハッチは、モーツアルト、ドビュッシー(きらきら輝く”喜びの島”)、シマノフスキ、そして、このポーランド人音楽家にとっては自然なことながら、ショパンを演奏した。
ふわふわ髪の25歳は、実物はもっと若く見えるが、燃えるような、雷鳴のような演奏を轟かせ、スタンディングオベーションを受けた。ショパン協会は、世界的に名声のある大物ピアニストを招へいできる力があることを、再び証明した。・・・」

記事では、ブレハッチが同行のお父上と2人で、2月6日のリサイタルの前日の夕方、ミネアポリスの教会の大ミサ、およびその後の行事に出席したこと、DGと契約中のアーチストであることなどが紹介されています。


Annarbor.com(2月6日)は、ラファウ・ブレハッチとのインタビューを紹介しています。
2月11日のアナーバーでのリサイタルと2月13日の室内楽演奏会のプレビューとして、インタビュアーのスーザン・アイザックス・ニスベットが1月に電話でインタビューしたそうです。

マズルカについて、
「5年前はマズルカを全曲録音したいと思っていました。でも今は、それは不可能だと感じます。コンサートでも、速く弾く時もゆっくりと弾くこともあり、その時々の音響や楽器、聴衆の雰囲気でいつも異なります。スタジオの中で録音のために最適な解釈を決めるのは、むずかしいと思います。」

2月11日のアナーバーでのリサイタル・プログラムに、ドビュッシー(喜びの島)とシマノフスキ(ピアノソナタ第1番)を入れていることについて、
「印象主義と表現主義の対比を示すことは、聴衆にとっても興味深いのではないかと思います。」

シマノフスキのピアノ・ソナタ第1番について
「シマノフスキは欧米や、私の国でさえ、あまり知られていません。私が12歳のとき、11歳だったかもしれません。コンサートに行った時にシマノフスキの曲を聴いて、すごく嬉しかった。ショパンコンクールの後、リサイタルでシマノフスキの変奏曲作品3を弾く機会が何度もありましたが、どこの会場でも聴衆はとても好んで、熱心に支持してくれました。そこで、この曲をドイツ・グラモフォンのアルバムに入れよう、演奏会でも弾こうと決めました。このピアノ・ソナタ1番は大曲です。4つの楽章から成り、様々な表現やコントラスト、音色の組み合わせ、そして美しいメロディが展開されます。和声、とくに転調はとても興味深いものがあります。」

2月13日、アナーバーで、弦楽六重奏のConcertanteと、ショパンピアノ協奏曲ホ短調で共演することについて
(フルオーケストラではなく、指揮者もいないが、)
「室内楽のバージョンもよく知っていますし、録音もたくさん持っていて、室内楽の演奏にとても興味があります。何よりもこの曲を愛しています。コンクールの本選でも弾きましたし、今回アメリカで演奏できるのでわくわくしています。」
このコンチェルトの和声や、動きのある部分が好き、ということと、特に3楽章のポーランド舞踊を理解できるポーランド人の指揮者との共演が素晴らしかった、ということも語っています。
ポーランド人であることについて、ショパン音楽を演奏するためにポーランド人である必要はないが、確かに助けにはなっていること(テンポ・ルバートなど)も述べています。

その他、
家にピアノがあったので、幼い頃から自然に音楽に親しむことができたのが重要だったということ、教会音楽が原点なので、幼い頃はむしろオルガニストになりたかったこと、オルガン演奏の経験がピアノでの解釈、特に色彩の面で役に立っていること、今でも近所の教会でオルガンコンサートを開いていること(例えば、去年の12月も)、尊敬するショパンの演奏家は、ルービンシュタイン、ツィメルマン、コチャルスキであることなども語っています。

2月11日のリサイタルのプログラム・ブック(PDF)



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