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2010年11月30日火曜日

ラファウ・ブレハッチ、ベルリンでリサイタル

ラファウ・ブレハッチのベルリンでのリサイタル、クオリティの高い、素晴らしいものでした。詳細は週末or来週、アップします!(12月2日)

ラファウ・ブレハッチは11月30日20時(現地時間)より、ベルリン・フィルハーモニーのチェンバー・ミュージック・ホールにてリサイタルを開きます。

ポーランド政府のウェブサイト を始め、いくつものサイトに広報が載っていました。
チケットは完売しています。

Polish Institute in Berlin. (German)

Facebook posting by Berliner Philharmoniker
Beethoven.org.pl,
Poland Radio (English)

ちなみに、今日のベルリンの天候は晴れ、最高気温マイナス3度(体感温度はマイナス9度)、最低気温マイナス10度とのこと。(トルンやビドゴシチより、随分暖かい?ようです。)

連れ合いが今ドイツにいるのですが、ワイシャツの下にヒートテックを重ね着してると言ってました。
ヒートテックは偉大な発明ですが、寒冷地(国)でどんどん広めてほしいな、などと思いました。

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2010年11月26日金曜日

ブレハッチ、ドイツレコード批評家賞の授与は12月13日に。

English

ラファウ・ブレハッチが2010年のドイツレコード批評家賞を受賞、というニュースは何度かお伝えしてきましたが、12月13日、シュトゥットガルトのリサイタルの際、授与される、というニュースが、Klassikakzente(11月25日付け)で掲載されていました。


(引用)
今年のドイツレコード批評家賞は、ラファウ・ブレハッチに。
栄誉あるドイツレコード批評家賞(2010)は、ピアニストのラファウ・ブレハッチの傑出した録音、フレデリック・ショパンのピアノ協奏曲に対し与えられる。賞は、当初発表されていたハンブルグではなく、12月13日、シュトゥットガルトのベートーベンホールにて、彼のリサイタルの際、授与される。

ラファウ・ブレハッチの受賞理由:
「彼はヴィルトゥオーソというだけでなく詩人である。」ショパンについてハインリヒ・ハイネはこう書いている。1829年と1830年に2つのピアノ協奏曲を作曲した時、ショパンは20歳そこそこだった。

それから175年後、同質のヴィルトゥオーソであり詩人である音楽家が現れた。同じく20歳のラファウ・ブレハッチは、ホ短調の協奏曲で、2005年のワルシャワのコンクールで優勝した。

ドイツ・グラモフォンの2作品の録音は、アムステルダム・コンセルトヘボウの素晴らしい音響とその一流のオーケストラの恩恵を受けている。ブレハッチの演奏は、指揮者イェジー・セムコフに巧みに支えられ、非の打ちどころのないテクニークと若々しい生命力がみなぎっている。それ以上に、創造力がこの若い演奏家には備わっている。彼の均衡のとれたルバートは美しい旋律を自制的な魔法で歌わせ、ショパン音楽を抗えないほど魅力的にする「甘美な深淵」(ハイネ)へと、私たちを沈めるのだ。
(引用終わり)

同様の記事が、オランダのラジオ4のサイトにも掲載されていました。

このブログでの関連記事

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英語ブログに日本のレビューを紹介していて急に思いだしたのですが、アクロス福岡のニュースレターに載っていた、ブレハッチの言葉です。(来日演奏会の聴きどころ)

「興味深いポイントは、ロ短調のスケルツォの中でポーランドの賛美歌”おやすみ私の小さなイエス、お休み”のモチーフが使われていることです。実は、私の日本でのキャリアはこの曲で始まりました。2003年の浜松ピアノ・コンクールの予選で私はこの曲を弾いたのです。」(ラファウ・ブレハッチ)

(注)一次予選で、バッハ平均律第2巻嬰ヘ短調、ハイドンのソナタ第52番1楽章とともに、このスケルツォを演奏しました。市販されているコンクールのCDで聴けますよ♪今の演奏に慣れていると、隔世の感があります。
2003浜松での演奏曲目はこちら。

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全く関係ないのですが、仕事の予習をしながらヴンダーの演奏をYoutubeで流していたのですが、5年前より太った?気になって5年前のコンクールのドキュメンタリーをちら見しました。それで気がついたのですが、最近この過去記事へのアクセスがかなり何件もあったんですね。今年のショパンコンクールで考えるところのある方が多いのでしょうか?
ヴンダーが太ったかも?はともかく、ラファウ・ブレハッチがあと5キロでも体重増えたら、演奏に迫力でるだろうな。。ってときどき思うことあります。でも、それだとかえって平凡化するかも、と、先日友人と議論したところでした。。


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2010年11月22日月曜日

ラファウ・ブレハッチと、北ドイツ放送交響楽団・ウルバンスキの共演、レビュー2件

ラファウ・ブレハッチと、北ドイツ放送交響楽団、指揮:クシシュトフ・ウルバンスキによる演奏会が、先週3回行われましたが、そのうち11月18日のハンブルグ国立歌劇場での演奏会について、レビューが2件出ています。
どちらのレビューも、注目は、28歳のポーランド人指揮者ウルバンスキにあたっており、とりわけペンデレツキの「広島の犠牲者にささげる哀歌」は、彼の深い表現力が高く評価されています。が、このブログの目的から、ブレハッチがソリストをつとめたショパン協奏曲ホ短調部分のみ、紹介します。英語ブログには全文の訳を載せました。興味がありましたら、ご覧ください。(言訳:あまり正確ではありません。雰囲気だけ受け止めてくださいませ。)

English (1) (2)
Welt.deに掲載、11月20日付け
by Helmut Peters

(© Felix Broede)
最近トロンヘイム交響楽団の首席指揮者に任命された若いウルバンスキとともに、25歳のピアニストラファウ・ブレハッチも、同様に注意深く繊細であることを、フレデリック・ショパンのホ短調協奏曲で証明した。
ロバート・シューマンに比べると、ショパンはオーケストレーションの才を常に発揮しているとはいいがたいが、しかし、まさにオーケストレーションの部分で、北ドイツ放送交響楽団とブレハッチは煌めいた。木管のソロ奏者とピアニストは何度も対話を重ね、ホルンとピアノの親密な色彩を明瞭に示した。
第2楽章“ロマンス”の精妙な始まりと、フレーズの変わり目を示すホルンの束の間の休符、そこからブレハッチが主導する美しいカンタービレに存在するメロディライン。
ブレハッチが用いるヴィルトゥオーソ的精緻な表現は、決して自己顕示することなく、ディテールを細やかに紡ぎだした。


Aberdblatt.deに掲載、11月20付け(これは印刷物の新聞にも掲載されました。)

ウルバンスキとラファウ・ブレハッチが演奏したショパンのホ短調協奏曲も、やはり格別だった。
ソリストへきびきびと旋律が受け渡された後、オーケストラは背後に退き、詩情あふれる音を追い求めた。ピアノパートは完ぺきに正確に、一音一音をヴィルトゥオーソ的に、透明に演奏された。聴衆はブレハッチに熱狂し、彼から2曲のアンコールを求めた。このショパンは純粋にロマン主義的で、それぞれのテーマが連結するのでなく独立した部分として際立っていた。
才気あふれ完成したピアノ演奏は、作品の広い世界を限られた振幅の中に生かし、貴重な瞬間に作品の魂の核心に触れた。

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指揮者のクシシュトフ・ウルバンスキは、来シーズンより、インディアナポリス交響楽団の音楽監督に就任、インディアナ大学のジェイコブス音楽学部で非常勤教授として教鞭をとることが決まっています。アメリカのメジャーなオケでは、最年少の音楽監督ということです。




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ハンブルグ、マチネコンサートで、再び万雷の拍手

English

11月21日午後3時、ラファウ・ブレハッチは再度ハンブルグ国立歌劇場にて、北ドイツ放送交響楽団と、ショパンコンチェルトホ短調を演奏しました。指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ。

「満席のホールで、ラファウは再び、美しく演奏した。割れるような拍手。観客は足を踏み鳴らし、叫び、アンコールを求めた。ラファウは遺作のノクターンで返礼した。観客の拍手はやまず、もっと弾けそうな雰囲気だったが、オーケストラが立ち上がって、前半の終わりをつげた。」

なお、当初予定されていた、ドイツレコード批評家賞の受賞式は今回は行われず、おそらく、12月13日のシュトゥットガルトでのリサイタルの際、授与される見通しとのことです。



ラファウ・ブレハッチの次の演奏会は、11月30日、ベルリン・フィルハーモニーのチェンバー・ミュージック・ホールにて、オールショパンプログラムのリサイタルです。(日本と同じ演目です。)
チケットは既に完売しています。

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2010年11月21日日曜日

優勝者ラファウ・ブレハッチ――TVP・ARTE共同制作のビデオ

English

このビデオ、観たことありますか?私は初めてでした。探し物をしていて、偶然見つけました。欧州ではおそらく何度も放送されているのでは、と思います。

写真をクリックしてください。ビデオに飛びます。


ポーランドのTVPと独仏のARTEの共同制作、2005年のショパンコンクールの結果発表、受賞式、ブレハッチのインタビュー、そして、本選でのコンチェルト1番の演奏の様子が収録されています。
インタビュー等、すべて英語の字幕がついています!
発売されているビデオには見られないちょっとした場面が印象的でした。

このビデオ、アメリカでは視聴できないそうです!ブレハッチのファンの数・非公式サイトを見てくれる方々が多いのに、残念です。
日本でも、TVPのコンテンツは見られなかったのですが、このサイトはラッキーでした。(11月24日追記)

5年前、誰も疑う余地のない結果が得られた、というのは幸せなことでしたね。

ちなみに、この日本語のブログで一番アクセスが多い記事は、「ショパンコンクールまで1カ月――ブレハッチとコンクール(ビデオ)」です。
日本人が、ショパンコンクールを特別視していることがうかがえます。

英語のブログで一番アクセスが多いのは、ARTEが制作した、ハンブルグでのリサイタル・ドキュメント(ビデオ)の記事です。

**このビデオを見て思ったことがあります。
Mostly Classic12月号に、ラファウ・ブレハッチのインタビューがありましたよね。スタインウェイ・アーチストとしてのインタビュー。
その中で、ブレハッチが、初めてスタインウェイを弾いた時の印象として、
「まるで直接音に触れているようだ・・・指先で直接音をつかんでいるような感覚。」と述べていました。
この、直接音を「つかむ」と言うとき、彼はなんという単語を使ったのだろうか。
とても知りたいです。語学オタクとしてはとても気になる。
彼の演奏している姿は、まさに鍵盤をたたくのでなく、音をつかんで、いるように見えます。
機会があったら、是非確認してみたいです。

**インタビュー、画像としても優れていると思いました。アーチストの疲れているけど輝きのある表情を、照明効果が際立たせており、背景のショパンの肖像と色調も調和しています。

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若いソリストと指揮者、若い聴衆のためにショパンの青春の歌

English

11月19日、ラファウ・ブレハッチは、キールのKieler Schlossにて、ショパンのコンチェルトホ短調を、北ドイツ放送交響楽団と演奏しました。
指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ (プログラムサイト



聴衆は若い人々が大変多く、大きな拍手に応えて、ブレハッチは遺作のノクターンをアンコールに演奏しました。

前日のハンブルグ国立歌劇場に比べると音響が劣ることから、指揮者のクシュシュトフ・ウルバンスキは、ややテンポを速めて演奏したとのことです。





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2010年11月19日金曜日

ハンブルグにて素晴らしいショパンコンチェルトーブレハッチ&北ドイツ放送交響楽団

English

ラファウブレハッチは、11月18日、ハンブルグにて、北ドイツ放送交響楽団と、ショパンコンチェルトホ短調で共演しました。(指揮ウルバンスキ)
若いポーランド人マエストロとソリストの演奏を観客は温かい拍手で支持し、ブレハッチはノクターン(遺作)とマズルカ変イ長調で応えました。

19日にキールで、21日に再びハンブルグで演奏します。

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2010年11月18日木曜日

音楽の友12月号、ショパン12月号に、ラファウ・ブレハッチの特別記事多数

English

音楽の友12月号、ショパン12月号に、ラファウ・ブレハッチの来日公演に伴う記事が掲載されています。

音楽の友
青澤唯夫氏の演奏会レポート (カラー記事)
青澤隆明氏の特別インタビュー(カラー記事)、
「秋の来日ピアニスト大収穫祭!」にてポリーニ、ツィメルマン、ブレハッチの特集(by 岡本稔氏、カラー記事)、
コンサートレビューby 道下京子氏

***記事も写真も、素晴らしいです!!


ショパン
インタビューby 森川玲名氏(カラー記事)、
コンサートレビューby 森岡葉氏(カラー記事)

**音楽の友では、クリスティアン・ツィメルマンのインタビューがあり、今年のショパンコンクールについて、興味深い見解を述べています。私がこれまで読んだ中で最もフェアで説得力のある内容でした。

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2010年11月15日月曜日

ハンブルグとキール:ラファウ・ブレハッチ、ドイツの音楽賞を受賞

English
ラファウ・ブレハッチは、11月18,21日にハンブルグ、19日にキールで、ショパンのコンチェルトを演奏します。北ドイツ放送交響楽団、指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ。

21日のマチネ演奏会では、ドイツレコード批評家賞の授賞式もあわせておこなわれます。



11月18,21日@ハンブルグ国立歌劇場 Laeiszhalle
11月19日@キールKieler Schloss

abendblatt.deに掲載された、演奏会プレビュー
9月にブログにアップしたこの記事、なぜかとてもアクセス数が多いです!

ドイツレコード批評家賞受賞の記事
こちらも(当然かもしれませんが)アクセス数多いです。






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2010年11月11日木曜日

シャンゼリゼ劇場で鳴りやまない拍手

English

ラファウ・ブレハッチは11月10日、パリのシャンゼリゼ劇場で、ショパンのコンチェルトホ短調を、(シンフォニア・ヴァルソヴィア、指揮:イェジー・セムコフ)を演奏しました。
鳴りやまない拍手に応え、マズルカ50-2を弾いたとのことです。

プレスの報道もちらほら出てます。(英語ブログにリンク)

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2010年11月10日水曜日

ラファウ・ブレハッチ、Grand Prix du Disque of Frédéric Chopinのグランプリを受賞


English
KlassikAkzente11月9日のニュース欄より

ラファウ・ブレハッチが、2010年のGrand Prix du Disque of Frédéric Chopinの賞を受賞しました。
Contemporary Recordingのカテゴリーでトッププライズを受賞、および彼のCD「前奏曲集」はHonorable Mentionを与えられたとのことです。

他は、ネルソン・フレイレの「ノクターン」が同じ部門で受賞、マルタ・アルゲリッチの”Martha Argerich plays Chopin”がhistorical recording部門を受賞。
(ドイツ・グラモフォンとDeccaの関係のみ。5年に1回の賞で、同賞のHPを見たところ、今日の段階では2005年分までしか記載されていませんでした。)

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(以下、11月12日以降に追記)
English
ドイツ・グラモフォン公式サイトにて発表


(引用)
ラファウ・ブレハッチ、権威あるポーランドのショパン賞を受賞
1985年以降、ワルシャワのショパン協会は、最も素晴らしいショパン音楽の演奏の録音に対して、フレデリック・ショパン・ディスク・グランプリを授賞してきた。優れたアーチスト、評論家、レコード会社の責任者から成る審査員団は、ショパンコンクールが開催される年に合わせ、5年に1回、受賞作品を選ぶ。2010年のグランプリは、ラファウ・ブレハッチの以下のアルバムに与えられる。

ショパンピアノ協奏曲第1,2番
ピアノ:ラファウ・ブレハッチ
演奏:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮:イェジー・セムコフ

「おめでとう、ラファウ。これからもっと出てきそうだね。。」

「ラファウ、グランプリ、おめでとう!」






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2010年11月8日月曜日

ラファウ・ブレハッチ、ワルシャワフィルハーモニー管、イェジー・セムコフと、シャンゼリゼ劇場で。

English

ラファウ・ブレハッチは、シンフォニア・ヴァルソヴィア、イェジー・セムコフと、シャンゼリゼ劇場で11月10日、共演します。

(Program)
Chopin Piano Concerto No.1 in E minor
Schubert Symphony No. 9 in C major, D. 944 "The Great"


シャンゼリゼ劇場ウェブサイト

Culture.plウェブサイト(ポーランド語)


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ウェブラジオ情報

今年の2月22日、ワルシャワで演奏した、ショパンコンチェルト2番が、また、放送されます。
(ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、指揮アントニ・ヴィット)

"Luister Live"をクリックしてください。
及び
 "écouter le direct"をクリックしてください。

(Program)
Schumann Symphony No.2
Chopin Piano Concerto No.2 in F minor
(Encores)
Chopin Mazurka op.17-4,
Chopin Mazurka op.50-2

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2010年11月6日土曜日

Mostly Classic 12月号に、ブレハッチのインタビュー

English

Mostly Classic 12月号で、スタインウェイ特集をしており、スタインウェイ・アーチストとして、ラファウ・ブレハッチがインタビューに答えていました。
10月の来日中、サントリーホールでの演奏会の数日後のインタビューのようです。

Mostly Classicのオンラインバージョン(こちらにはブレハッチの記事はありません。)
音色をつくる上でのスタインウェイの多様な可能性、感情を表現する上での重要性など、について語っています。


こちらは、ラファウ・ブレハッチの、オーストリアのスタインウェイとのインタビューです。2007年秋。(1)(2)

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2010年11月4日木曜日

ミシガン大学の冊子より

English

ミシガン大学のCopernicus Endowment, "Kopernikana 2010"より。
"Pianist Blechacz to play Hill Auditorium".
(ピアニストのブレハッチ、ヒル・オーディトリウムで演奏。)

クリックすると開きます。P.1
クリックすると記事が開きます。P.4




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横浜フィリアでのミニインタビュー+演奏のビデオのアラビア語版 

フランス語  ドイツ語  スペイン語  ポルトガル語

ところで、このビデオの題名は、「ショパンコンクール―音楽家キャリアへの飛躍台」です。しかし、審査で選ばれた人が必ずしも、ツィメルマン、ポリーニ、アルゲリッチ、ブレハッチと同等の音楽性を有しているというわけではない、ということも明白です。


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2010年11月2日火曜日

ブレハッチのスケジュールは、2013年までいっぱい。――ワルシャワのマネージメント会社のインタビュー

(お知らせ)11月5日の01:00-07:00、サーバーのメンテナンス作業のため、このウェブサイトは表示できない場合があります。


English


ラファウ・ブレハッチのカレンダーは2013年まで予約済み。
インタビュアー:Adam Willma

ラファウ・ブレハッチ、クリスティアン・ツィメルマン・ミッシャ・マイスキーといったアーチストのマネジメントを行っている、Warszawski Impresariat Muzyczny (Warsaw Music Management )の社長、アンジェイ・ハルフ氏とのインタビュー

オリジナルのインタビュー記事(ポーランド語)

(抜粋)
(インタビューの前半は、今年のショパンコンクールについて。ハルフ氏は、今年の優勝者と契約する意志はない由。いずれ、審査員の決定は、CDやチケット購入にお金を払う聴衆が見直すことになるだろう、とし、今回のコンクールにおける楽器メーカーの影響力の可能性、審査方法のあり方等について意見を述べました。かなりつっこんだ意見ですので、興味のある方は原文を参照してください。)


ポズナン、2010年5月
―この5年間、ラファウ・ブレハッチのマネジメントにあたっていらっしゃいます。この間、何が変わりましたか?

ラファウは外国で目覚ましいキャリアを積んでいます。あらゆる重要なホールに招かれました。今後の彼のカレンダーをざっと見たところ、サル・プレイエルが3回入っています。演奏会レビューはいずれも熱意をもって彼を称賛するもので、批判的なものは見たことがありません。ラファウは偉大な音楽性を持っていると幅広い層から認知されており、わずか5年の間にほとんどの重要な音楽マーケットで大きなプレゼンスを持つようになりました。

―クラッシック音楽も、音楽ビジネスの一貫を担っています。そうした中、コンクール以外の方法で、この産業で成功するには、どうしたらいいでしょう。

現在、キャリアを築く最も重要な方法は、メジャーなレコード会社と契約することです。ほとんどのレコード会社にはプロモーション部門があります。また、成功の鍵をにぎるのは、自分の聴衆を得ることでしょうね。インターネットの出現で、マーケットの状況は大きく変わりました。各アーチストは、自分の演奏やバイオや写真を自分のウェブサイトに載せることで、聴衆の目に触れ、すばやく見つけてもらえます。昨日、ドイツ・グラモフォンのheadと話したのですが、音楽作品の売上の半分はダウンロード、つまりインターネット上でのファイルの販売によるものだそうです。

―売上のうち、アーチストの収入はどれぐらいですか。
クラッシック音楽のCDの売上によるロイヤルティ収入は、ポピュラー音楽に比べるとずっと低いですね。契約にもよりますが、3%から10%といったところです。音楽家にとって、CDの販売、特に、演奏会の際にCDを販売することは、とりわけ重要です。演奏会でCDを購入した人が、何年かそのCDを聴き、次の演奏会のポスターを目にした時に、では次の演奏会も行こう、という気になるのです。ドイツ・グラモフォンはラファウの演奏会スケジュールを把握し、演奏会に沿った形で彼のCDのプロモーションを行っています。

―ポーランドでは、次にラファウの演奏が聴けるのはいつでしょう?
残念ながら次に予定されている演奏会は2年後になります。2012年の秋です。

―2年も先ですか??
ラファウは、中心的なマーケットに焦点をあてなければなりません。ショパンイヤーの今年は、ポーランドで5回演奏しました(原文どおり)。そして、今、世界でも非常に威信ある演奏会場からの招待を受けています。ラファウは年40回の演奏会という上限を守っています。演奏会ごとの移動時間や、オーケストラとのリハーサルの時間を加えると、年間半分は出かけていることになります。彼は残りの時間を、新しいレパートリーの開拓や、レコーディング、コペルニクス大学の博士課程での勉強に充てています。私もラファウのファンからたくさんメールをいただくのですが、ベルリン・フィルハーモニックなど、ポーランドの近隣での演奏会に行く方もいます。次の1月には新しいCDを録音する計画があります。シマノフスキやドビュッシーの作品です。店頭で販売されるのは多分4月になるでしょう。

(この後、ハルフ氏は、政府が若い才能あるアーチストを資金面で擁護することの重要性や、クラッシック音楽にとってのポーランド市場についてコメントしました。ドイツ等に比べるとポーランドのクラッシック音楽人口は若く、社会での問題・ストレスに疲れた人々がクラッシック音楽へ傾注する傾向もある、とのことです。従って、ポップミュージックとのクロス・オーバーなどは、クラッシック音楽へのきっかけ、という意味で良いアイディアである、としました。)
(抜粋以上)

**アーチストが自由な活動をするためには、経済的な基盤を確立することが不可欠です。そういう意味で、ドイツ・グラモフォンやワルシャワのマネジメントが「価値ある演奏をするための年間の上限は40回」という、ラファウ・ブレハッチの意向を尊重していることは、素晴らしいことですね。
次回の来日が先になって寂しい、という声も聞きますが、コンクールから5年たち、アーチストにとっては本当に自由に活動できる時期がようやく訪れたということかな、とも思います。

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ラファウ・ブレハッチの公式ウェブサイトが最近かなり更新され、今年のレビュー記事も多く掲載されています。このブログでも紹介したものがほとんどですが、もっとずっとちゃんとした英語に訳されてますので、どうぞご覧ください。

2010年レビュー(英語)
2010年レビュー(ポーランド語)

彼の公式ウェブサイトは去年あたりは休眠状態だったのですが、この2,3カ月できちんと更新が進んでいます。アーチストに興味を持った人がまず訪れる場所ですので、長く更新されていないと、「このアーチスト、活躍できてないのかな?」という印象を与えてしまいますよね。とても良くなって、よかったなあ、と思います。

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