Preludia - Unofficial website for Rafal Blechacz

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2010年8月31日火曜日

サン・セバスチアンでのブレハッチ (プレビュー+インタビュー)

English

ブレハッチは8月27日、スペインバスク地方のサン・セバスチアンでリサイタルを開きました。リサイタルに先立ちNoticias.comに掲載された、Oier Aranzabalによるプレビューです(オリジナル:スペイン語)。先日記者会見のビデオをアップしましたが、その時の発言も引用されています。

「La Quincena (サン・セバスチアンの長い歴史を持つ夏の音楽祭。)のような場で演奏するのが夢でした。それが実現しています。」
25歳の演奏家、今日、ビクトリア・エウヘニアでリサイタル。
ツィメルマン推薦の、2005年ショパンコンクールで優勝したポーランド人演奏家。

Blechacz in San Sebastián , August 26

コンサートのプレゼン(記者会見)に向かうブレハッチ

ピアニストのラファウ・ブレハッチ(1985)の演奏を聴くのは容易ではない。彼は年間40回しか演奏会で弾かない。この「上限」は超えてはならない。そうすることによって、彼は新たな作品や録音にとりくみ、音楽とは無関係の分野の勉強にも取り組んでいる。今日の20時、テアトロ・ビクトリア・エウヘニアのコンサートに行く聴衆は、ポーランド人ピアニストクリスティアン・ツィメルマンが推す若い才能を聴く機会を得る。
「この若い演奏家の演奏を初めて聴いたのは、ツィメルマンからの電話がきっかけでした。ツィメルマンが私に毎日電話するような人でないことはわかるでしょう?」とLa Quincenaのディレクター、パトリック・アルファーヤが昨日話していた。

多くの受賞歴があるブレハッチは、何といっても2005年のショパンコンクールの優勝者。今回、3人の作曲家の作品を披露する。ショパンと、カロル・シマノフスキー、そしてクロード・ドビュッシーだ。
「私はこの3人の作曲家の関係を示したいのです。うち2人(ショパンとシマノフスキー)はポーランド人です。」とピアニストは説明した。ヨーロッパでの知名度は比較的低いが、極めて興味深い作曲家として、彼は2人目のポーランド人作曲家を称賛した。
「聴衆は私がショパンの作品を多く弾くよう期待していますが、ショパンほどの知名度はないにせよ、非常に聴くに値する他の2人の音楽家を演奏することも、重要だと思います。」と付け加えた。

ブレハッチはドイツ・グラモフォンによる新アルバムの準備も行っており、新アルバムにはシマノフスキーの作品を紹介する予定と、記者会見で説明していた。リサイタルで彼の作品を弾くのは、録音の準備を進めるよい機会だと言う。

生誕200年:この演奏会で、la Quinceraは200回目の誕生日を迎えたショパンに敬意を表したいと考えている。この歴史的作曲家と強い絆のある若いピアニストは、ショパンと深く関係する典型的なポーランド音楽とバラードを演目に決めた。
「ショパンは私たちの国の民俗音楽を愛していました。このことは、このポーランドの巨匠の人物像をよく表しています。」と彼は説明した。「また、バラードを選んだのは、全ての音楽家の人生を忠実に反映する音楽だからです。」(注:ここでは、バラード1,2番のことをさしています)。

25歳になったばかりのラファウ・ブレハッチは、ポーランドの偉大な演奏家ツィメルマンの足跡を追っているように見えるが、彼自身も高い評価を受けている。これまでDGから4枚のアルバムをリリース(原文通り)、うち2枚はショパンの、1枚はハイドン、ベートーベン、モーツアルトの作品、最新アルバムは世界で最も優れたオーケストラとされるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と共演した。

サン・セバスチアンでのリサイタルの後は、日本、フランスのツアーへと向かい、2010年の40回のノルマを満たす(原文どおり)。世界中で演奏し名声を得ても、彼は静かで地に足がついている。
「今回のような場で演奏するのが夢でしたが、達成できています。これからも、仕事と音楽と、そしてもちろん自分の人生を楽しんでいきたいと思います。」


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このサイト www.blechaczinfo.com 独自の著作物を引用なさる場合は、事前に サイト管理人 にご相談くださいますよう、お願い申し上げます。





2010年8月30日月曜日

ヴァルデモッサ・ショパン・フェスティバルで演奏したラファウ・ブレハッチ

English

ブレハッチは8月29日、マジョルカ島ヴァルデモッサのthe Plaza de la Cartoixaで、ヴァルデモッサ・ショパン・フェスティバルのためにリサイタルを開きました。


リサイタル・プログラム

「素晴らしいリサイタルだった。今夜、ラファウはアンコールを3曲弾いた。700余名の聴衆の拍手が止まず、彼は遺作のノクターンとマズルカを2曲弾いて、カルトゥハの修道院に集まった聴衆の温かい反響に応えた。ここは1838/39年の冬、ショパンがジョルジュ・サンドと彼女の2人の子供、ソランジュ・モーリスと滞在した。」

(ロマン・フラツコフスキ)



(プログラム)
シマノフスキ  プレリュードとフーガ 嬰ハ短調
ドビュッシー  喜びの島
シマノフスキ  ソナタ1番 ハ短調 作品8
ショパン    バラード1番 ト短調 作品23
ショパン    ポロネーズ 作品26
ショパン    マズルカ 作品41
ショパン    バラード2番 ヘ長調 作品38

ブレハッチのシュヴェツィンゲン音楽祭でのリサイタル:ウェブラジオ放送

English

ラファウ・ブレハッチのシュヴェツィンゲン音楽祭でのリサイタル(5月14日)がエストニアのラジオで放送されます。

8月30日、16:05-17:40 

右上のkuula reaalajasをクリックしてください。

(Konstancjaさん、ニュースありがとうございました。)

2010年8月27日金曜日

ラファウ・ブレハッチ、スペインのサン・セバスチアンで記者会見(ビデオ)

ブレハッチは8月27日、スペインのサン・セバスチアンでリサイタルを開きます。
リサイタルの前日、現地で記者会見を行った様子が、Youtubeで公開されました。
リサイタルで演奏する、ドビュッシー、シマノフスキ、ショパンについて語っています。このビデオでは特にシマノフスキに焦点があたっています。

発言内容は、8月31日の記事と、9月1日の記事と、ほぼ重複しています。(9月1日、追記)




(現地発のインタビュー等、記事あります。詳細、後日。英語ブログで先行公開してます。よろしければご覧ください。)

(Konstancjaさん、ニュースありがとうございます!)

2010年8月24日火曜日

ラファウ・ブレハッチ、スペインのサン・セバスチアンでリサイタル

ブレハッチは、8月27日、スペイン、バスク地方のサン・セバスチアンのテアトロ・ビクトリア・エウヘニアでリサイタル予定。主催者のQuincera Musical de San Sebastianのサイトに紹介が載っています。
英語はアップしておきましたが、コンクール歴等、日本の方はよくご存知の内容です。

(プログラム)
シマノフスキ  プレリュードとフーガ 嬰ハ短調/ソナタ1番 作品8
ドビュッシー  喜びの島
ショパン     ポロネーズ 作品26/マズルカ  作品41/バラード1番 作品23

同じプログラム・内容を、バスク語で書いたページ



テアトロ・ビクトリア・エウヘニア、サン・セバスチアン


8月29日には、マジョルカ島、バルデモッサのショパン・フェスティバルで演奏予定です。
プログラムページ:8月29日を見てください。ショパンのop.62が聴けます♪


2010年8月22日日曜日

ラファウ・ブレハッチ small quotes ― シャファルニャの思い出など。

English

qobuz.com (フランス) というサイトの、「ショパンの足跡を訪ねて、思い出の風景」 という記事で、ポーランド・フランスのショパンゆかりの地を訪ねています。(5月12日付け)
写真がとても美しいです。シャファルニャの部分で、ラファウ・ブレハッチの子供の頃を思い出しての言葉が引用されていました。

(ページトップから3分の2位スクロールダウンしてください。)
この記事ではショパンが14,15歳の頃、1824年と25年に夏を過ごしたシャファルニャのことが書かれています。ショパンは家族への手紙で、自らを「シャファルニャ通信」の編集者ピション」と名乗り、ある日編集した記事より。。

(quote)
「ピション氏、当地シャファルニャにはひじょうに多いいとこたちのせいで大きな被害に遭遇。刺され放題であったものの、鼻の無事がせめてものなぐさめ。これ以上大きな鼻は不要とは同氏の談。」(フランス語のcousinには、いとこ、と、蚊の意味があることの言葉遊び。)(←この部分の訳は、「ショパンの生涯」スモレンスカ=ジェリンスカ著、関口時正訳、音楽之友社より。)

1824年8月29日、ショパンはニェシャヴァの町を通り過ぎた時「村のカタラーニ(歌い手)」に遭遇、彼女が(コイン3枚で)歌ってくれたマズルカに感動した。田舎の結婚式やダンスに遭遇するたびに民俗音楽に深く思い入れ、これが将来のマズルカの土壌となった。シャファルニャのショパンが滞在した邸宅はミュージアムとして保存されている。2005年のワルシャワショパンコンクールで優勝したラファウ・ブレハッチはこの地域の出身だが、9歳のとき、当地で演奏したことを覚えている。
「バッハの組曲、モーツアルトの作品、スカルラッティのソナチネを2つ、それから僕が作曲したソナチネも弾きました。両親から、ショパンが子供の頃、夏を過ごしたと聞かされていた場所で演奏できて、とても感激しました。」
(Unquote)


こちらは、feetintwoworld.org, というポーランド人コミュニティのサイトの、"One Composer, Many Emotions Among Polish Immigrants"、NYでのショパン生誕200周年の祝賀イベントについてレポートしています。(6月28日付け)

(quote)
彼はワルシャワの西方にある小さな村、ジェラゾヴァ・ヴォラで生まれ、子供の頃何度も田舎を訪れた。そうした機会に、農民が民俗音楽やポーランドの伝統舞踊、マズルカやポロネーズに興ずるのを見た。この記憶に感化され、後の作品につながった。「彼はポーランドを音楽で表現したのです。」とショパンイベントのオーガナイザーであるヤヌシュ・スポレックは言う。

「ショパンの音楽は普遍的なものですが、生まれ故郷のジェラゾヴァ・ヴォラや音楽作品を生み出したワルシャワのいろいろな場所など、ショパンゆかりの地を訪れる機会が持てて、僕はとても幸運だと思います。」と、最も有名な現代ピアニストのひとりラファウ・ブレハッチは言う。彼は今年初め、NYのメトロポリタン美術館で演奏した。
「確かに、マズルカやポロネーズの中に存在する様々な舞踊のリズムを、僕たちポーランド人は比較的容易に感じ取ることができますね。」
(unquote)


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2010年8月20日金曜日

ショパンと同質のヴィルトゥオーソ/詩人――ラファウ・ブレハッチがドイツの批評家賞受賞

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ラファウ・ブレハッチがドイツレコード批評家賞を受賞、という記事が、再びKlassikakzenteに8月19日付けでポストされていました。今回は、「ユニバーサルのアーチスト」として記載されていました。それだけ重みのある賞、ということに違いありません。


(quote)
 ドイツレコード批評家賞の審査員、受賞者の中からラファウ・ブレハッチを選ぶ。

毎年、ドイツの140人以上のクラッシック・ジャズ・ポップスの著名な音楽評論家・ジャーナリストが、極めて数多く出版される録音の中から、特別にクオリティの高い11作品を選出する。今年の受賞者には、ユニバーサルのアーチスト2人が含まれている。ショパンのピアノ協奏曲1,2番の、極めて優秀な録音によって、新世代のポーランド人ピアニストラファウ・ブレハッチが栄えあるクラッシック部門で受賞、また、ポップス部門では、「アメリカン・アルバムVI: Ain't No Grave (墓などない)」(2003)で、ロックンロールのレジェンド、故ジョニー・キャッシュが授賞する。この偉大なミュージシャンの死から7年、共に制作・演奏に携わったマスター・プロデューサーのリック・ロビンが6サイクルから成る「アメリカン・レコーディングス」を完成させた。(unquote)


この二人を含め、2010年の受賞者リストはこちらです。


彼はヴィルトゥオーソというだけでなく詩人である。」ショパンについてハインリヒ・ハイネはこう書いている。1829年と1830年に2つのピアノ協奏曲を作曲した時、ショパンは20歳そこそこだった。それから175年後、同質のヴィルトゥオーソであり詩人である音楽家が現れた。同じく20歳のラファウ・ブレハッチは、ホ短調の協奏曲で、2005年のワルシャワのコンクールで優勝した。

ドイツ・グラモフォンの2作品の録音は、アムステルダム・コンセルトヘボウの素晴らしい音響とその一流のオーケストラの恩恵を受けている。ブレハッチの演奏は、指揮者イェジー・セムコフに巧みに支えられ、非の打ちどころのないテクニークと若々しい生命力がみなぎっている。それ以上に、創造力がこの若い演奏家には備わっている。彼の均衡のとれたルバートは美しい旋律を自制的な魔法で歌わせ、ショパン音楽を抗えないほど魅力的にする「甘美な深淵」(ハイネ)へと、私たちを沈めるのだ。
( Lothar Prox教授、審査委員長)

こちらのgeneral anzeiger bonnの8月11日付けの記事では、(ドイツで権威があるとされる)レコード批評家賞とEcho賞を比較しています。Echoが、ヒットチャートで一定期間上位にランクされた作品に与えられるのに対し、この批評家賞は、140人以上の独立した音楽的見識の高い審査員が、出版される全ての録音やDVDを審査し、クオリティが高いと認められるものに授賞する、ということです。
(なお、ラファウ・ブレハッチは、2008年に、「ショパン前奏曲」の録音で、Echo賞を受賞しました。

このブログでの関連記事:
ブレハッチがドイツのレコード批評家賞を受賞(7月31日)

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2010年8月19日木曜日

ラファウ・ブレハッチのショパン・プレリュードop28-13と20 (ビデオ)






2007年、ハンブルグでの「プレリュード」録音セッションより。
深い瞑想にいざなうようなこれらの演奏は、おなじみのop-14,15,28 のビデオと同じシリーズです。


ぴあのメールマガジンで、ラファウ・ブレハッチの10月来日時のチケット販売のお知らせがまとめて入っていました。10月11日分以外は、こちらで購入できます。

2010年8月15日日曜日

ブライス・モリソンがグラモフォン誌に書いたCD「ピアノ・リサイタル」レビュー:5年前のブレハッチ

English
私のアーカイブより
ラファウ・ブレハッチのデビューCD「ピアノリサイタル(邦題:英雄ポロネーズ)」に関し、ブライス・モリソンがグラモフォン誌に書いたレビュー(2006年1月号)
ブライス・モリソンは、ブレハッチのDGからのCD「ウィーン古典派ソナタ集」のライナーノーツも執筆しています。
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ラファウ・ブレハッチ:ショパンポロネーズ6番英雄op53、ドビュッシーベルガマスク組曲、リスト2つの演奏会用練習曲、(原文通り)、シューマンピアノソナタ2番、シマノフスキー変奏曲op3
Rafal Blechacz pf CD Accord ACD136-2 
しかし音は適切であり、ブレハッチは、単なるコンクールの成功という限られた世界を大きく超える、明らかに注目すべき才能である。
ブライス・モリソン


ラファウ・ブレハッチは20歳の、ポーランドのピアニストである。数多くのコンクールで優勝しており(モロッコ、日本も含む。最も最近では、ワルシャワのショパン国際ピアノコンクール)、彼の演奏はすべて初恋のように新鮮で、人をひきつける生命力にあふれ、慣れすぎによる鈍感さとは無縁だ。
彼のシューマンのソナタは集中した緊張感と生演奏の推進力がみなぎっており、「できるかぎり速く」「もっと速く」「さらにもっと速く」といった愛すべき無茶な指示に、はきはきと対応している。彼は最終楽章ではとりわけ明敏だが、時折詩的な発見を欠き、(心配性のクララの助言で)シューマンがオリジナルの複雑で大胆なフィナーレを、より弱いバージョンに差し替えることに決めたことを、残念に感じるかもしれない。

ブレハッチはリストの演奏会用練習曲の選択でも恐ろしく信頼感がある。最も顕著なのが「森のささやき」での中心部分の嵐の噴出で、「大枝は、風があちらこちらに揺らし投げつけ、葉というよりは房のように垂れ下がる。」(S. シットウェル)

しかし、彼の最大の成功は、母国の土壌において、シマノフスキーの初期の豊饒な変奏曲のところから発揮された。何にもまして最終のアレグロ・コン・フォーコ** (ここでシマノフスキーは、ブラームスの、ヘンデル・パガニーニの主題による変奏曲からヒントを得ている)は目覚ましく、そのヴィルトゥオーソ的輝きを気後れしないエネルギーと熱意で伝えている。同様に、彼の弾くドビュッシーのベルガマスク組曲が感受性以上の深い意味合いを表すなら、(彼の「パスピエ」はほんの少しばかり速すぎて、そのパターン化されたアルカイックな魅力を完全に発揮できていない)、彼の弾くショパンは真の意味で英雄的だ。

アコードのライナーノーツはあいまいで不明確であり、(リストの「悲劇」を、、、)
(サイトに掲載されているのはここまでです。)

**シマノフスキーの変奏曲op3のアレグロ・コン・フォーコは、このビデオで聴くことができます。
(50秒あたりから)


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ブログが英語だけだったとき読んでいなかった方で、
↓このビデオをまだ見ていない方いませんか?
ブレハッチが4月20日にトルンの自分の大学でリサイタルを開いたときのテレビニュース。
ほんのわずかですが、バッハのパルティータ1番を聴くことができます。

そのリサイタルとリハの写真が山ほどでている記事のリンク。

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こちらは、A. P. Møller Skolen のブログより。(デンマーク語)←5日に演奏した、APメラースクールです。

「2010年8月11日、水曜日。
APメラースクールでのフェスティバルの演奏会。
8月5日、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭のピアノ・リサイタルが行われた。300席分のチケットが出されたが、完売。ポーランドのピアニスト、ラファウ・ブレハッチのコンサートを、クラッシック音楽愛好家が楽しんだ。」

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2010年8月14日土曜日

ラファウ・ブレハッチ公式ウェブサイトでキジアーナ音学院国際賞受賞のニュースがアップされました。

English

8月13日、ラファウ・ブレハッチ公式ウェブサイトに、ブレハッチがキジアーナ音学院国際賞を受賞したニュースがアップされました。

ブレハッチ公式ウェブサイト(英語)
ブレハッチ公式ウェブサイト(ポーランド語)
球形のプライズの写真が載っています。NYの世界貿易センターの球形のモニュメントで名高い、フリッツ・ケーニッヒのデザインとのことです。(911事件では奇跡的に一部破損のみ、現在はバッテリーパークへ移動)



このブログでお伝えした関連記事
フリッツ・ケーニッヒ:The Sphere
NYバッテリー・パーク
賞の概要
受賞記念リサイタル
リサイタルのレビュー









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2010年8月12日木曜日

ロイヤル・パフォーマンス by ラファウ・ブレハッチ (子犬)

ラファウ・ブレハッチが今年の1月ミラノで演奏した際のインタビューの日本語をアップしました。
ちょうど日本語サイトを閉じていた頃のものです。遅くなりましたが、アーチストの言葉や活動を日本語でも正確に記録に残したく、是非ご紹介したいと思っていました。

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English

8月5日に、スペイン王室のソフィア王妃が、ラファウ・ブレハッチのマジョルカ島バルデモッサでのリサイタル(8月29日)をご覧になりたいとご希望、という記事を載せましたが、
翌日、オランダのヤンさんから、ベルギーのファビオラ(元)王妃が、2005年のワルシャワにお越しになった旨、教えていただきました。



3:37以降をご覧ください。

ヤンさん曰く、
「オランダのベアトリクス女王もはやくラファウの演奏会にいらっしゃるといいなあ。オランダ女王とスペイン王室とはとても懇意なんだよ!」
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2010年8月9日月曜日

ブレハッチのインタビュー ”僕のショパン音楽の探究は、11歳のときに始まりました”

English

ラファウ・ブレハッチは2月21日にポーランドラジオのアナ・スクルスカのインタビューを受けました。ショパンバースディウィークの演奏会の前日で、英語のブログではすでに紹介しています。

2月21日のインタビューの概要、ポーランドのダナさんがまとめてくれたものの英訳。(ブレハッチのインタビューもpodcastで聴けます。)

そのインタビューをもとに、アナ・スクルスカがショパンに関するブレハッチの発言をまとめて記事にしたものが、7月27日にonetで公開されました。
カロリーナさん(ポーランドのファンの方)が記事を見つけて、英訳も手伝ってくださいました。

7月27日にonet.plにアップされたインタビュー記事(ポーランド語)


この音楽に誇りを感じる。
”僕のフレデリック・ショパンの音楽の探究は、11歳のときに始まりました。”


ゴジュフのバッハコンクールの際、ショパンの曲も弾かなくてはならず、僕はノクターンロ長調op32-1を演奏しました。美しい旋律や興味深い変調に魅せられました。僕はまだ小さくてペダルに足が届かず、立って演奏しました。

その後参加したいくつかのコンクールは国際コンクールで、ロマン派のレパートリーを広げることになりました。たとえば、2003年の浜松では、スケルツォのロ短調op20や選択したノクターン、マズルカを演奏し、ショパン音楽がもっと近くに感じられるようになりました。徐々にショパンコンクールという考えが芽生え始めました。若いころの僕にとって、ショパンは独特のクリエーターでした。ショパンの音楽を演奏すると誇りを感じました。この音楽に存在する「誇り」と感じられる何かが、僕にははとりわけ伝わってくる感じがしました。ショパンは「僕たちの」作曲家なのだという感覚が、僕はとても好きでした。

.1995年と2000年のショパンコンクールのことははっきりを覚えています。僕の家では祭りのようでした。僕は全ての演奏を見て、僕なりの評価をつけました。このコンクールにすごく参加したくなりました。それが動機づけとなって練習しました。こうした子供の頃の夢が早々に実現するとは思っていませんでしたが、実際、素晴らしい結果を得ることになりました。

なぜ、ショパンの音楽はこんなに偉大なのでしょう?なぜ新しい世代の人びとに影響を与えるのでしょう?答えはたぶん単純です。全ての感情が―喜び、悲しみ、平和、そしてドラマがこめられた音楽なのです。加えて、ショパンは僕たち演奏家に、自分の感情を伝えることを許し、その感情は毎回いつも異なるのです。

そのおかげで、解釈は深く、本物になります。もちろん、僕のショパン音楽の解釈は常に変化しています。これは、僕がいろいろなオーケストラや指揮者と共演することで得た経験も影響しています。指揮者のピアノコンチェルトに関する考え方はそれぞれ異なります。ヴァレリー・ゲルギエフと演奏したときも違ったし、ミハイル・プレトニョフの棒で演奏したときは、彼の独自の楽器編成がおこなわれました。僕のパートが大きく変わったわけではありませんが、より完成された、よりロシア的なオーケストラのサウンドとなり、僕にとっては異なったオーラを放つコンチェルトになりました。


一方、アントニ・ヴィットと演奏するときは、コンクールの感激がよみがえってきて、僕の演奏するショパンは若いエネルギーでいっぱいになります。
イェジー・セムコフの指揮で、ロイヤル・コンセルトヘボウとアムステルダムで2つのコンチェルトを録音したのは面白い体験でした。このカリスマ的なマエストロは威厳があり、それが音楽にも浸透していて、コンチェルトの始まりの導入部分に表れていました。マエストロは他の指揮者よりもショパンコンチェルトをシンフォニックにとらえていましたが、これはショパンのスタイルに沿っていると思います。
こうした背景(伴奏)のおかげで、ロンドはとても明瞭に効果的に演奏することができました。
イェジー・セムコフと演奏して、ずっと夢見てきたサウンドを実現することができました!


2010年2月22日
リハーサル風景@ワルシャワ
 フレデリック・ショパンの作品は、どれも、僕にとってはチャレンジです。この作曲家の音楽はどれも神秘的で、多様な雰囲気をもつ数多くのコンテキストが含まれているといっていいでしょう。つまりは、アーチストの経験を反映した音楽なのです。これを解釈する、というのは、こうした経験を演奏の中で作り出して、それを聴衆に伝える、ということです。


幻想ポロネーズ変イ長調op61への取り組みは、とても貴重な体験となりました。僕はこの作品を、「ショパンの遺言」と呼びたい。全てが含まれているのです。ポロネーズの要素、自己観照、即興的なフラグメント、あらゆる範囲の多様な感情、哀しみ、圧倒的な絶望感、そして偉大なる勝利に至るまで。。


この曲を書いた時、ショパンは何を感じ、考えていたのだろうといつも思います。この作品のフォルムを理解するのは困難です。一見したところ、あるいは最初に聴くときには、これらの多様な要素を結びつけるのは不可能なように思えます。しかし、それは錯覚なのです。この曲を細部までつきつめていくと、1つめの要素が2つ目の結果の原因となっているのがわかる。だから、ほんとうのチャレンジはその構造をきちんと示すことなのです。さらに、このポロネーズの最後の部分は、信じられないくらい素晴らしくて、毎回演奏する度に、深い感動を味わいます。


幻想ポロネーズの最後の部分 「究極の成就」:Ultimate fulfillment




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2010年8月7日土曜日

リューベックでも素晴らしいリサイタル!

ラファウ・ブレハッチは、8月6日、 リューベックのコロッセウムホール にて、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭のために2回目のリサイタルを行いました。


リサイタルを鑑賞した方々のお話によれば、素晴らしいリサイタルで、聴衆は熱狂し、ラファウ・ブレハッチは何回もアンコールを弾いた、とのことです。(何回か忘れたそうです。)

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「リサイタルはとてもうまくいき、ラファウは美しく演奏した。前半ですでに聴衆は熱狂し、最後の音を弾き終えるや雷鳴の拍手が起きた。ラファウはアンコール2曲でこれに応えた。」


(Courtesy: Roman Frackowski)


2010年8月6日金曜日

シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭のホットな夜:ブレハッチのリサイタル

English

ラファウ・ブレハッチは、8月5日夜、シュレスヴィヒのAP メラー・スクールにて、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭のためにリサイタルを行いました。

「ラファウは昨夜、8月5日、シュレスヴィヒのリサイタルで美しい演奏を行った。聴衆は熱心に聴いたが、ホール自体は300席程度。しかし、非常に熱狂的な拍手と歓声が起き、まるで大規模なコンサートホールのようだった。ラファウは、アンコール2曲で優雅に応えた。」

(Courtesy Roman Frackowski)

ラファウ・ブレハッチは、翌6日、 リューベックのコロッセウムホール にて、音楽祭のために再び演奏します。

2010年8月5日木曜日

日経に掲載された演奏会広告(ツィメルマンとブレハッチ)

English

ジャパン・アーツ:ピアニストの素顔(6月25日)から
日経夕刊(2010年6月24日)に掲載された、ツィメルマンとブレハッチの演奏会広告です。
クリックすると大きくなります。

資料:ジャパン・アーツ


私の同僚のひとりは、この日経の広告を見て、ブレハッチの演奏会へ行こうと決めました。
昨年2月のブレハッチ来日ツアーでは、オペラシティでのリサイタルのチケットが1カ月前に売り切れました。(やはり、別の同僚が、最後数枚のところでチケットを入手しました。)


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ラファウ・ブレハッチは、今月終わりごろ、スペインの2か所でリサイタルを予定しています。

スペイン王室のソフィア王妃が、29日のリサイタルの鑑賞をご希望、とのニュースが、ポスティングされていました。
"王妃、再びバルデモッサ・ショパン・フェスティバルの鑑賞をご希望。
ソフィア王妃はフェスティバルの開会演奏会にご満足。

バルデモッサ・ショパン・フェスティバルの初日に参加後、王妃は再度フェスティバルに行き、ワルシャワの優勝者であるラファウ・ブレハッチの演奏会を鑑賞したい、とのご意向を示された。"

S.M. la Reina


 同様の内容です。フェスティバルの初日、8月1日の演奏会をご覧になった、クラッシック音楽がお好きな王妃は、ブレハッチの29日の演奏会への招待もお受けになった、ということです。 
王妃はこのフェスティバルの名誉総裁でもあります。

バルデモッサのショパンフェスティバルの概要が書かれています。今年は、1日の初日がアントニ・ヴィット指揮、29日の最終日がブレハッチとなっています。


気品ある優雅でお優しいソフィア王妃、私は大ファンです。きっとブレハッチのノーブルなタッチをお好きなのだろうな、などと想像しております。
あまり報道されていませんが、ブレハッチはスペインで比較的頻繁に演奏しています。おそらく、ドイツ、日本に次ぐ頻度かと思います。

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2010年8月3日火曜日

シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭で2回のリサイタルを予定―ブレハッチ

English

ラファウ・ブレハッチは、8月5日、6日に、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭にてリサイタルを行います。
8月5日 シュレスヴィヒのAP メラー・スクール
8月6日 リューベックのコロッセウムホール

プレビューページ(ドイツ語)8月5日
8月6日

プレビューページではコンクールでの優勝、DGとの契約の紹介と、先日アップしたオーストリアのスタインウェイとのインタビューの一節が紹介されています。→インタビュー(1)(2)


「ショパンの音楽は僕にとっては本当に特別で、ショパンの感情は常に自分に近いものだった、という感覚です。音楽に対する僕の直感が大きく働いていると思います。ある所与のフレーズはこんな音になるはずで、あるルバートはこんな風に弾きこんな形になるのであって、別な風にはならないのだと、いつもだいたい知っていた、という気がします。自分の中でそういう風に感じて、それを表現しようとしています。」





1986年から始まった音楽祭は、毎回ある国の音楽をテーマにしています。86年はオーストリア、その後、ノルウェイ、イタリア、日本、ハンガリーなどがありました。今年は第25回目の音楽祭で、ポーランド音楽がテーマ。7月10日から8月29日の期間中、136のコンサートが開催されます。ラファウ・ブレハッチの他、アンデルシェフスキ、ワルシャワ国立管弦楽団等もスケジュールに入っています。

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