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2010年6月29日火曜日

ラファウ・ブレハッチ、ウィーン交響楽団と、ショパン協奏曲2番~レビュー(ドイツ)

(English)
ラファウ・ブレハッチは6月27日に、バード・キッシンゲンにてウィーン交響楽団(指揮:フィリップ・オーギャン)と共演、ショパンのピアノ協奏曲第2番を演奏しました。翌日のMain Post紙に掲載された、レビューです。ブレハッチの関係箇所をピックアップします。


オリジナルのレビュー(ドイツ語)
Preludia(英語)の掲載ページ


キッシンゲン・サマーでのブレハッチ: ショパンがそこに。
ラファウ・ブレハッチ、”ウィーン古典派の夜”に出演

(最初の2パラがブレハッチの演奏に言及)


ピアニストのラファウ・ブレハッチと指揮者のフィリップ・オーギャンは、本当に美しく演奏されたショパンのラルゲットの最後の部分で、コンサートホールの遠くから侵入してきたブブゼラ音やでしゃばりのサイレンに素早く対応した。メランコリックなピアニシモの余韻に浸るのではなく、二人は直ちに生き生きとしたアレグロ・ヴィヴァーチェのフィナーレを弾き始めた。ウィーン古典派の夕べ(Vienna Classical Soiree)はキッシンゲンサマーフェスティバルにウィーン交響楽団を迎えた。ベートーベンのレオノーレ序曲と交響曲第7番の間に演奏したのはフレデリック・ショパンのピアノ協奏曲第2番。ソリストは2005年のショパンコンクールの優勝者ラファウ・ブレハッチだった。


25歳のポーランド人ピアニストに対するウィーンのオーケストラの伴奏ぶりは、ごく平凡なものだった。オーケストラがもっと情熱的に、そして音量を落としてくれればいいのに、と思う向きもあったろう。ブレハッチは冷静に、多様で心地よいアタックを見せた。思うがままにヴィルトゥオーソ的な音や詩的なソロパッセージを滝が流れ落ちるかのように続々と展開する。中間楽章のラルゲットは圧巻―彼は同国の音楽家ショパンを生きていた。感情に満ち、また煌めくような弱音の走句のアッチェレ、若者的な憂鬱さの表出も見事。観客の熱狂的な拍手に応え、ブレハッチはショパンのマズルカ変イ長調31番で返礼した。


(この後、レオノーレとベートーベン7番について~略)




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2010年6月28日月曜日

ラファウ・ブレハッチ、バード・キッシンゲンでのショパン協奏曲、好評

(English)
6月27日、ラファウ・ブレハッチはドイツのバード・キッシンゲンにて、ショパン協奏曲第2番をウィーン交響楽団とともに演奏、好評を博しました。

キッシンゲンのサマーフェルティバルのプログラムの一部。.

ブレハッチのプログラムサイトです。



聴衆の拍手が鳴りやまず、ラファウ・ブレハッチはマズルカop50-2をアンコールに演奏したそうです。

"It was again Rafał's triumph in Bad Kissingen because the audience couldn't stop clapping and shouting for bis (=encore).
Rafał responded with Mazurka op. 50 No. 2 for an encore to thank for such an enthusiastic reception.

(Grateful to Roman Frackowski for such a good news.)

2010年6月20日日曜日

ラファウ・ブレハッチ、フランス・ノアンでのリサイタル、ミニレビュー

English

フランスノアンのショパンフェスティバルに関するミニレビューに、6月16日のラファウ・ブレハッチのリサイタルのことが書かれていました。

オリジナル(フランス語)





(ラファウ・ブレハッチの関連個所のみ)
ラファウ・ブレハッチ―異常なまでの才能で観客を魅了


・・・そして、水曜日の夜、ラファウ・ブレハッチのリサイタルは、そうした幸運を体験できる貴重な時間だった。もしや、ショパンの魂が、彼の足跡を追ってやってきた、この若いポーランド人のピアニストに乗り移ったのではないだろうか。若さゆえの情熱で、彼は楽譜を超えたところまで音楽を表現し、平土間の日本の女性たちを呪縛した。アンコールは3曲、ときおり彼は、無頓着と刹那的な喜びが交差するような、密やかな笑顔を浮かべていた。


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2010年6月18日金曜日

ラファウ・ブレハッチ、サル・プレイエルでのリサイタル~レビュー(フランス)

ラファウ・ブレハッチは6月14日、パリのサル・プレイエルでリサイタルを開きました。
resmusicaというサイトに掲載されたJean-Baptiste de La Tailleによるレビューです。

オリジナル・レビュー(フランス語)
Preludia(英語)での掲載



  



ラファウ・ブレハッチ
エキサイティングなリサイタル
ラファウ・ブレハッチの登場をもって、サル・プレイエルの今期のピアノシーズンは終了した。同国のクリスティアン・ツィメルマン以来30年ぶりに高名な2005年のショパンコンクールに優勝、4つの特別賞も独占したピアニストは、以降、堅実に国際的キャリアを積んできた。


彼のプログラムは、昨年のシャンゼリゼ劇場ととても似ていた。バッハ、モーツアルト(同じソナタ!)、休憩、ショパン。


最初はバッハのパルティータ第1番、彼のアプローチは確信に満ていたが、呼吸が欠けており、急ぎすぎていたのは残念。右手はもっと歌ってほしかった。


モーツアルトのK570で、がらりと違った世界を展開、彼はやはり轍をつけない、高潔な演奏。なかなか新鮮で、第1,3楽章は茶目っけが、アダージオの中間章には物悲しさがあった。
ラファウ・ブレハッチはプログラムの前半をフランス音楽で締めた。クロード・ドビュッシーの三部作「ピアノのために」だ。非常に多様なタッチ、(トッカータも含め)純粋にデジタル的になりずぎず、ペダルを多用することもなく表情豊かに弾く能力は、大きな称賛を集めた。

生誕の年ということで、どうしてもショパンの曲を花束にしなくてはならず、後半はショパンだった。ブレハッチは、まるで慣れ親しんだ土地を運転しているかのよう。ショパンコンクールでの優勝に加え、彼はドイツ・グラモフォンから前奏曲集と2つの協奏曲をリリースしている。

舟歌の解釈はやや速すぎた感はあるが、スケルツォ第1番の組み立ても、マズルカや英雄ポロネーズのダンスの上品さも素晴らしい芸術性だ。ピアニストは程よくルバートを使い、弾くことの喜びが目に見え、最後の作品を、重くなりすぎずに壮麗に弾くやり方を心得ていた。聴衆の多くは熱狂的にもっと聴きたいと望み、ポーランド人ピアニストから2つのアンコールを得た。再度ショパンのノクターンと、ベートーベンのソナタ作品2の2.


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2010年6月13日日曜日

ラファウ・ブレハッチのドルトムントでのリサイタル―レビュー(ドイツ)

English




Julia Gaß による、6月12日のラファウ・ブレハッチのリサイタル@ドルトムントのレビューです。




Blechacz at Dortmund Konzerthaus



ラファウ・ブレハッチがピアノフェスティバルを感化
ドルトムント



20から25歳位の多くの優秀な若手ピアニストが大舞台で次々と活躍するというめずらしいことがおきている。今年彼らはこぞってショパンを弾く。しかし、ラファウ・ブレハッチに匹敵する演奏家はまれだ。



By Julia Gass

24歳のポーランド人は、5年前のショパンコンクールで格段の優秀さを発揮して以来、「ミスター・ショパン」とみなされている。金曜日、彼はドルトムント・コンチェルトハウスでの、ルールピアノフェスティバルに招かれた。ショパンはプログラムの後半。前半は、バッハ(パルティータ1番)やドビュッシー(ピアノのために)で、どれほど明瞭に大音量で速く弾くことが可能かを示した。彼のもつ高度な技術で演奏するとき、こうしたハードで攻撃的なアタックがいかに効果的かをまのあたりにし、聴衆は速いテンポに目がくらんだ。

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ミスター・ショパン

ブレハッチのモーツアルトは、24歳の彼がショパンを弾くときのような魂は感じられない。ソナタ17番は完ぺきに聴こえたが、ショパンに比べるとごく冷静だ。そして同国の作曲家への尊敬からか、彼が選んだショパンの曲は決してやさしいものではなかった。ポーランドのリストとして、ブレハッチはスケルツォホ短調の中に、文字通り"Presto con fuoco"を表現し、ハリケーンが劇場を席巻したかのようだった。



コロラトゥーラのように鍵盤が歌う
ブレハッチのショパンは、煌めき、輝き、まるでコロラトゥーラの歌手のように鍵盤を歌わせる。さらに、バラード変イ長調では嵐と強勢と深い物語が全部語られた。マズルカのそれぞれの小品にも、様々な表現上のニュアンスがあったのだと気付かされ、曲の進行とともに年代が重ねられる。

ブレハッチは完ぺき主義者だ。ショパンでは、表現力がそれに重なる。ショパン最後のピアノ曲「幻想ポロネーズ」で、彼が美しい旋律の響きのドアを開き、表現の世界に導いてくれるそのやり方は、ルービンシュタインか、あるいは、ショパンコンクールの覇者であったクリスティアン・ツィメルマンにしかできなかったものだ。至高のショパンに対して、スタンディング・オベーションが贈られた。


(全ての単語を精査する時間がとれないで書いた英訳に基づく日本語です。かなり大ざっぱです。その後、英語は修正し、正確な英訳になっています。)


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