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2010年11月22日月曜日

ラファウ・ブレハッチと、北ドイツ放送交響楽団・ウルバンスキの共演、レビュー2件

ラファウ・ブレハッチと、北ドイツ放送交響楽団、指揮:クシシュトフ・ウルバンスキによる演奏会が、先週3回行われましたが、そのうち11月18日のハンブルグ国立歌劇場での演奏会について、レビューが2件出ています。
どちらのレビューも、注目は、28歳のポーランド人指揮者ウルバンスキにあたっており、とりわけペンデレツキの「広島の犠牲者にささげる哀歌」は、彼の深い表現力が高く評価されています。が、このブログの目的から、ブレハッチがソリストをつとめたショパン協奏曲ホ短調部分のみ、紹介します。英語ブログには全文の訳を載せました。興味がありましたら、ご覧ください。(言訳:あまり正確ではありません。雰囲気だけ受け止めてくださいませ。)

English (1) (2)
Welt.deに掲載、11月20日付け
by Helmut Peters

(© Felix Broede)
最近トロンヘイム交響楽団の首席指揮者に任命された若いウルバンスキとともに、25歳のピアニストラファウ・ブレハッチも、同様に注意深く繊細であることを、フレデリック・ショパンのホ短調協奏曲で証明した。
ロバート・シューマンに比べると、ショパンはオーケストレーションの才を常に発揮しているとはいいがたいが、しかし、まさにオーケストレーションの部分で、北ドイツ放送交響楽団とブレハッチは煌めいた。木管のソロ奏者とピアニストは何度も対話を重ね、ホルンとピアノの親密な色彩を明瞭に示した。
第2楽章“ロマンス”の精妙な始まりと、フレーズの変わり目を示すホルンの束の間の休符、そこからブレハッチが主導する美しいカンタービレに存在するメロディライン。
ブレハッチが用いるヴィルトゥオーソ的精緻な表現は、決して自己顕示することなく、ディテールを細やかに紡ぎだした。


Aberdblatt.deに掲載、11月20付け(これは印刷物の新聞にも掲載されました。)

ウルバンスキとラファウ・ブレハッチが演奏したショパンのホ短調協奏曲も、やはり格別だった。
ソリストへきびきびと旋律が受け渡された後、オーケストラは背後に退き、詩情あふれる音を追い求めた。ピアノパートは完ぺきに正確に、一音一音をヴィルトゥオーソ的に、透明に演奏された。聴衆はブレハッチに熱狂し、彼から2曲のアンコールを求めた。このショパンは純粋にロマン主義的で、それぞれのテーマが連結するのでなく独立した部分として際立っていた。
才気あふれ完成したピアノ演奏は、作品の広い世界を限られた振幅の中に生かし、貴重な瞬間に作品の魂の核心に触れた。

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指揮者のクシシュトフ・ウルバンスキは、来シーズンより、インディアナポリス交響楽団の音楽監督に就任、インディアナ大学のジェイコブス音楽学部で非常勤教授として教鞭をとることが決まっています。アメリカのメジャーなオケでは、最年少の音楽監督ということです。




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