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2010年9月25日土曜日

ブレハッチとショパン――ドイツとポーランドでのインタビューから

English

ブレハッチがドイツで行ったインタビューより、ショパン協奏曲第2番に触れた部分、3月にZeit.deにアップされた記事です。来日公演のときの参考に!

オリジナルのインタビュー(ドイツ語)

彼はメランコリーなだけじゃない。
by Corina Kolbe

(インタビューでは、2005年の優勝以降生活ががらりと変わったこと、演奏に際し作曲家の残した楽譜を尊重していること、子供の頃から好きだったショパンの曲は、2つのコンチェルトやマズルカ、幻想ポロネーズであったこと、ルバートについてなどなどを語り、)

――コンチェルトのゆっくりとした楽章はとても美しいですね。

今年はヘ短調のコンチェルトを何回か演奏することになります。特に第2楽章は美しいですね。ショパンがこれを作曲した19歳の頃、彼が恋をしていたことを感じ取ることができます。しかし彼が恋い焦がれたコンスタンツィア・グワトコフスカは彼の気持ちに気付かず、少しして、彼はワルシャワを離れ、2度と彼女に会うことはありませんでした。

ウッチにて、2010年5月
――ショパンをメランコリックな人物ととらえるのは適切ですか。
私もメランコリックになることがありますが、ショパンには全く違う面もありますよ。ショパンの作品はあらゆる感情を表現しています。2つのコンチェルトを書いたときは若かったので、エネルギーがたくさん込められました。演奏者はこうした感情をあまねく感じ取り、再現しなければなりません。ショパンはモーツアルトのオペラやイタリアのベル・カントからも、強い影響を受けました。


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同様の発言を、別のインタビューでもしています。(ハンブルグにて、2009年)


――ショパンの演奏について問題なのは、人がしばしば、彼を悲劇的でメランコリックな人物としてのみ捉えることではないでしょうか?

そうです。ショパンは全然違った面もあります。アグレッシブで力強くて、男性的な面が。彼はどのような虚飾も好みませんでした。私は純粋なもの、真実を彼の音楽に求めたい。これはとてもむずかしいことですが。そうすることによってのみ、私は人びとの心を感動させることができるのです。


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また、こちらのポーランドでの素敵なインタビューも、是非もう一度ご覧くださいませ!

ブレハッチのインタビュー ”僕のショパン音楽の探究は、11歳のときに始まりました”


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以下は、 thenews.pl (9月24日)より、

「RZECZPOSPOLITA 紙は今年のショパンコンクールについての特集記事で、極東からの参加者の多さ、特に81人中、日本人が17人ということを特筆。彼らはニューヨークフィルとの共演やロンドンでのリサイタルといった、これまでよりずっと魅力的な賞を求めて競うのだろうが、重要な問題は、今年の優勝者がアルゲリッチ、ツィメルマン、オールソン、ブレハッチの足跡を追えるほどの真の世界レベルの力量を示すことができるのか、という点だ、と同紙は指摘した。」


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それから、
9月29日は、ラファウ・ブレハッチが名前の日(聖名祝日)をお祝いする日です。(6月30日の誕生日のあとの、最初の「聖ラファエル」=大天使:の日)


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