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2010年8月15日日曜日

ブライス・モリソンがグラモフォン誌に書いたCD「ピアノ・リサイタル」レビュー:5年前のブレハッチ

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私のアーカイブより
ラファウ・ブレハッチのデビューCD「ピアノリサイタル(邦題:英雄ポロネーズ)」に関し、ブライス・モリソンがグラモフォン誌に書いたレビュー(2006年1月号)
ブライス・モリソンは、ブレハッチのDGからのCD「ウィーン古典派ソナタ集」のライナーノーツも執筆しています。
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ラファウ・ブレハッチ:ショパンポロネーズ6番英雄op53、ドビュッシーベルガマスク組曲、リスト2つの演奏会用練習曲、(原文通り)、シューマンピアノソナタ2番、シマノフスキー変奏曲op3
Rafal Blechacz pf CD Accord ACD136-2 
しかし音は適切であり、ブレハッチは、単なるコンクールの成功という限られた世界を大きく超える、明らかに注目すべき才能である。
ブライス・モリソン


ラファウ・ブレハッチは20歳の、ポーランドのピアニストである。数多くのコンクールで優勝しており(モロッコ、日本も含む。最も最近では、ワルシャワのショパン国際ピアノコンクール)、彼の演奏はすべて初恋のように新鮮で、人をひきつける生命力にあふれ、慣れすぎによる鈍感さとは無縁だ。
彼のシューマンのソナタは集中した緊張感と生演奏の推進力がみなぎっており、「できるかぎり速く」「もっと速く」「さらにもっと速く」といった愛すべき無茶な指示に、はきはきと対応している。彼は最終楽章ではとりわけ明敏だが、時折詩的な発見を欠き、(心配性のクララの助言で)シューマンがオリジナルの複雑で大胆なフィナーレを、より弱いバージョンに差し替えることに決めたことを、残念に感じるかもしれない。

ブレハッチはリストの演奏会用練習曲の選択でも恐ろしく信頼感がある。最も顕著なのが「森のささやき」での中心部分の嵐の噴出で、「大枝は、風があちらこちらに揺らし投げつけ、葉というよりは房のように垂れ下がる。」(S. シットウェル)

しかし、彼の最大の成功は、母国の土壌において、シマノフスキーの初期の豊饒な変奏曲のところから発揮された。何にもまして最終のアレグロ・コン・フォーコ** (ここでシマノフスキーは、ブラームスの、ヘンデル・パガニーニの主題による変奏曲からヒントを得ている)は目覚ましく、そのヴィルトゥオーソ的輝きを気後れしないエネルギーと熱意で伝えている。同様に、彼の弾くドビュッシーのベルガマスク組曲が感受性以上の深い意味合いを表すなら、(彼の「パスピエ」はほんの少しばかり速すぎて、そのパターン化されたアルカイックな魅力を完全に発揮できていない)、彼の弾くショパンは真の意味で英雄的だ。

アコードのライナーノーツはあいまいで不明確であり、(リストの「悲劇」を、、、)
(サイトに掲載されているのはここまでです。)

**シマノフスキーの変奏曲op3のアレグロ・コン・フォーコは、このビデオで聴くことができます。
(50秒あたりから)


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ブログが英語だけだったとき読んでいなかった方で、
↓このビデオをまだ見ていない方いませんか?
ブレハッチが4月20日にトルンの自分の大学でリサイタルを開いたときのテレビニュース。
ほんのわずかですが、バッハのパルティータ1番を聴くことができます。

そのリサイタルとリハの写真が山ほどでている記事のリンク。

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こちらは、A. P. Møller Skolen のブログより。(デンマーク語)←5日に演奏した、APメラースクールです。

「2010年8月11日、水曜日。
APメラースクールでのフェスティバルの演奏会。
8月5日、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭のピアノ・リサイタルが行われた。300席分のチケットが出されたが、完売。ポーランドのピアニスト、ラファウ・ブレハッチのコンサートを、クラッシック音楽愛好家が楽しんだ。」

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