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2010年8月20日金曜日

ショパンと同質のヴィルトゥオーソ/詩人――ラファウ・ブレハッチがドイツの批評家賞受賞

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ラファウ・ブレハッチがドイツレコード批評家賞を受賞、という記事が、再びKlassikakzenteに8月19日付けでポストされていました。今回は、「ユニバーサルのアーチスト」として記載されていました。それだけ重みのある賞、ということに違いありません。


(quote)
 ドイツレコード批評家賞の審査員、受賞者の中からラファウ・ブレハッチを選ぶ。

毎年、ドイツの140人以上のクラッシック・ジャズ・ポップスの著名な音楽評論家・ジャーナリストが、極めて数多く出版される録音の中から、特別にクオリティの高い11作品を選出する。今年の受賞者には、ユニバーサルのアーチスト2人が含まれている。ショパンのピアノ協奏曲1,2番の、極めて優秀な録音によって、新世代のポーランド人ピアニストラファウ・ブレハッチが栄えあるクラッシック部門で受賞、また、ポップス部門では、「アメリカン・アルバムVI: Ain't No Grave (墓などない)」(2003)で、ロックンロールのレジェンド、故ジョニー・キャッシュが授賞する。この偉大なミュージシャンの死から7年、共に制作・演奏に携わったマスター・プロデューサーのリック・ロビンが6サイクルから成る「アメリカン・レコーディングス」を完成させた。(unquote)


この二人を含め、2010年の受賞者リストはこちらです。


彼はヴィルトゥオーソというだけでなく詩人である。」ショパンについてハインリヒ・ハイネはこう書いている。1829年と1830年に2つのピアノ協奏曲を作曲した時、ショパンは20歳そこそこだった。それから175年後、同質のヴィルトゥオーソであり詩人である音楽家が現れた。同じく20歳のラファウ・ブレハッチは、ホ短調の協奏曲で、2005年のワルシャワのコンクールで優勝した。

ドイツ・グラモフォンの2作品の録音は、アムステルダム・コンセルトヘボウの素晴らしい音響とその一流のオーケストラの恩恵を受けている。ブレハッチの演奏は、指揮者イェジー・セムコフに巧みに支えられ、非の打ちどころのないテクニークと若々しい生命力がみなぎっている。それ以上に、創造力がこの若い演奏家には備わっている。彼の均衡のとれたルバートは美しい旋律を自制的な魔法で歌わせ、ショパン音楽を抗えないほど魅力的にする「甘美な深淵」(ハイネ)へと、私たちを沈めるのだ。
( Lothar Prox教授、審査委員長)

こちらのgeneral anzeiger bonnの8月11日付けの記事では、(ドイツで権威があるとされる)レコード批評家賞とEcho賞を比較しています。Echoが、ヒットチャートで一定期間上位にランクされた作品に与えられるのに対し、この批評家賞は、140人以上の独立した音楽的見識の高い審査員が、出版される全ての録音やDVDを審査し、クオリティが高いと認められるものに授賞する、ということです。
(なお、ラファウ・ブレハッチは、2008年に、「ショパン前奏曲」の録音で、Echo賞を受賞しました。

このブログでの関連記事:
ブレハッチがドイツのレコード批評家賞を受賞(7月31日)

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