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2010年4月29日木曜日

ラファウ・ブレハッチ、トルンのニコラウス・コペルニクス大学でリサイタル (ビデオ)

4月20日、トルンのニコラウス・コペルニクス大学で行われたラファウ・ブレハッチのリサイタルのうち、ショパンバラード3番の演奏を同大学のウェブ・サイトで観ることができます。


Please watch the video.
こちらです。



(Program)
J.S.Bach - Partita nr 1 BWV 825
W.A.Mozart - Sonata KV 570
C.Debussy - Pour le piano
F.Chopin: Ballad op. 47 nr 3
Scherzo op. 20 nr 1
Mazurkas op.17
Polonez Fantazja op. 61
(encore)
Chopin Nocturne in C sharp minor, Mazurka op?


“Not always, when I play Mazurka in A Minor by Chopin, I’ve had so deep an experience as today”.
(Rafał Blechacz, after the concert in Toruń)

- Nie zawsze, gdy grałem mazurka a-moll Chopina, miałem tak głębokie przeżycia jak dzisiaj - przyznał po wtorkowym koncercie w Toruniu Rafał Blechacz.

「いつもとは違いました。ショパンのマズルカイ短調を弾いて、今日ほど深く感動したことはありません。」
(ラファウ・ブレハッチ、リサイタルの直後)

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Aula of UMK (Hall of Nicolaus Copernicus University), photographed by Dana
リサイタル会場:ニコラウス・コペルニクス大学講堂:ポーランドのファンの方の撮影





幻想ポロネーズを弾く前に、ラファウは長い瞑想を行いました。この作品には様々な感情がこめられていて、ポーランドのすべての歴史を物語っています。
リサイタル後の哲学のディスカッションで、ラファウは、
「マズルカ作品17を弾いて今日ほど強い霊的な体験を持ったことは、これまで一度もありませんでした。」
と言いました。
そう、リサイタルではマズルカ作品17-4のあと、長い沈黙がありました。
彼はさらに言いました。
「アーチストは、あらゆる角度から音楽を理解する必要があります。作曲家の意図の理解、スタイルを感じる直感、解釈の自由と限界を知ること――。」
これらは全て、トルンのリサイタルで聴くことができました。
バロック、古典派、印象派、そしてロマン派。その違いはクリアーに聴きとることができ、各作曲家の意図やラファウの解釈の違いもよくわかりました。
バッハ:数学的な精密さ、モーツアルト:オペラ、ドビュッシー:画家、そしてショパン:多様な感情。
すべてが美しく、人と自然の対話のように描かれました。

演奏後、聴衆はスタンディング・オベーションとたくさんの花束を彼に贈りました。ラファウはノクターン嬰ハ短調とマズルカ(たぶん50-1とのこと)で応えました。
(演奏会と哲学のディスカッション両方に参加した、ポーランドのダナさんの寄稿)

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「ブレハッチは本物の演奏家だ。彼の演奏を聴いていると、僕は神を感じる。
彼は神に遭ったことがあるのだと思う。彼の演奏は、だから祈りなんだ。人を精神的な高みに導く。僕も聴いていると精神がぴんぴん伸びる。他の演奏家と決定的に違うのは、彼の謙虚さだ。彼の謙虚さは、神に対するものなんだ。精神性が極めて高い、だから人を感動させられるんだよ、ショパンのような音楽は特にね。」
(最近とあるコンサートに行った時、連れ合いが突然口走った発言デス。連れ合いはブレハッチについて書かれたものはひとつも読んだことがありません。CDとコンサートで聴いただけです。)