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2009年2月10日火曜日

ベートーベンピアノ協奏曲第4番 ブレハチック

サントリーホールで、福岡と全く同じプログラムの演奏会がありました。
この日は、よりブレハチックな演奏だった印象。
優美で端正で、ロマンチックだなと思いました。
福岡とは全然ちがう印象でした。
いろいろなポケットがあるブレハッチ。

アンコールは、ショパンプレリュードop28-4。
拍手の感じで、2曲目もいくだろう、と思ったのですが、1曲で切り上げました。

どなたかのブログで、(男性のビジネスパーソンだと思います)、
op28-4の最後の3つの和音を弾くときのブレハッチが神がかって見えた、
ということを書いておられました。
(神々しい、だったかもしれません。英訳したあと安心して、オリジナルを無くしてしまいました。)
本当に、そういう感じでした。

次回この曲を弾くのは、3月19日と20日に、ワルシャワにて。
アントニ・ヴィト指揮、ワルシャワ・フィル:天王山、というとオーバーでしょうか。

今回の東京は、ブレハッチより、オケ目当てのお客さんが多かったようですが、
ワルシャワは、もっと客席が感情的に盛り上がるのでは。
ワルシャワは06年の10月以来、ポーランド全体で見ても、07年11月のポズナン以来、初めてだと思います。(記録によれば。)


私はベルリン放送響のベートーベン5番とシューベルト未完成に感動しました。
シューベルトでは、2楽章のクラの旋律の柔らかな音色を聴いているうちに泣けました。
いいオケだなあ。。暖かくて、深くて。
とても幸せそうに演奏する楽団員の方々。
すごく好きになりました。

福岡できりんの目をひいた、セカンドバイオリンのトップの方は、今回はトップサイドでした。
どうしてもきらきらした目の彼を見てしまう。別に恋に落ちたわけではないのですが。

アンコールの1曲目、ベートーベンの8番の、2楽章(だったと思う)、久しぶりに聴きました。
よかったです。すごく元気がでました。
ロザムンデもよかった。


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これまで、ブレハッチマターについては「圏外」にいた夫が、はじめてコンサートに行きました。
コンサートは、サントリーホール以外行かない、ワガママな人ですが、
ブレハッチの音が気に入ったようで、
「18日の上野のリサイタルに行かない?」と聞いたら、
「うん、これなら行く。」
ようやく圏内に入って、しかも旗3本、って感じ。
18日あたりは仕事も大変なので、パスしようと思っていたきりんも、気合入れなおし、です。

夫は、
「日本人はこういうの好きだよね。特に女性。彼は日本でどんどんもうけるといいよ。
スタジオにこもるタイプじゃないね。コンサートいっぱい開いて、サインしてあげてさ。
日本人と結婚すればいいんじゃないの。」
などと申しておりました。

「でもこの人、哲学の勉強とか、やりたいことがあって、演奏会はもっと減らすらしいよ。
きっと前世は聖職者なんじゃないかしら。」
「そう?もったいないと思うけど。」

というような周囲の誘惑の声が多いのでしょうねえ。
それらをわきにおいて、自分の道を歩んでおられるようで、
最近のツィメルマン氏のインタビューで、
「ラファウは今のところ mistake をおかしていない。」
という発言を見ました。

(これも英語ブログにはオリジナル記事とか載せてます。ご興味のある方はどうぞ。)

(英語ブログで、あと、2006年1月にポーランドで放送されたルポルタージュの映像で、
ブレハッチのお母様、妹さんがインタビューに答えておられ、
ブレハッチの自宅、通った学校の映像など、見ることができます。)