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2008年11月17日月曜日

ラファウ・ブレハッチのサンサーンスが放送されなかった件

11月17日の早朝、スペインのラジオ局のWebcastを聞きました。
仕事の資料を見ながらの「ながら聞き」、ですが。
楽しみだったラファウ・ブレハッチのサンサーンス協奏曲2番が放送されず、がっかりなさった方も多いのでは。

私は「ながら」だったのでちゃんと聞いておらず、あれ、なんでラファウさんの部分がないの?と眠い目をこすっておりましたが、
聞きなおしてみたら、プレゼンターが最初に明確に言っていました。

「今朝の演奏会プログラム(現地16日の午前11時からでした。)はもう1曲、ソリストのラファウ・ブレハッチによるサンサーンス協奏曲2番も演奏されました。
これを放送するにはソリストの許可が必要ですが、今回ラファウ・ブレハッチからの許可を得る手続きがとれませんでした。
従って1曲目3曲目を続けて、放送します。」

ということでした。

著作権関連で折り合いがつかなかったのでは、という見方もあるようです。
(であれば、先日のクラララジオのドタキャン→リスケも説明できるかも。)

また、次の機会を待ちたいと思います。

ライブ放送に関しては、過去にもラファウ・ブレハッチの許可がとれなかった件があるそうです。
ヴェルビエは記憶に新しいところですが、2006年夏の「ショパンと彼のヨーロッパ」や、ドゥシニキのショパンフェスティバルでのリサイタルなど。

今回はライブではありませんが、時間差ライブ的でした。
また、曲種としても、演奏家としては大切にしたいところがあるでしょう。

なお、番組の最後に補充で流されたサンサーンスの演奏は、パスカル・ロジェです。
フランスものは概ね録音している方だそうです。  



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このウェブサイトに引用している画像・文章等は、著作権を有する所有者に属するものがあります。
このサイト www.blechaczinfo.com 独自の著作物を引用なさる場合は、事前に サイト管理人 にご相談くださいますよう、お願い申し上げます。


2008年11月15日土曜日

ブレハッチ、フィルハーモニア管弦楽団/デュトワ と共演、ガーディアンによるレビュー(イギリス)

フィルハーモニア管弦楽団/デュトワ
@ロイヤル・フェスティバル・ホール
By Andrew Clements, ガーディアン、2008年11月14日付け

ピアノコンクールが本物かどうかは、入賞した演奏家の力量によってのみ証明される。最も有名なコンクールのいくつかは、過去の栄光にすがってのみ生き延びているように感じる。リーズの栄誉は、30年以上も前の全盛期に今も依存しているし、ピアノコンクールとしては最も著名な、5年おきに開催されるショパンコンクールでさえ、1960年代、70年代の成功を以後再現することはできなかった。

しかし、一番最近の2005年のコンクールの優勝者で、全カテゴリーを総なめにしたラファウ・ブレハッチは本物であり、このコンクールの名声を回復できる人物だと賞賛されている。20歳の時の成功以降、ポーランド生まれのブレハッチは国際的なキャリアを堅調に築いてきた。昨年はロンドンでリサイタルデビューを果たし、今回はシャルル・デュトワ指揮、フィルハーモニア管弦楽団との共演で協奏曲を初披露した。ショパンピアノ協奏曲第1番ホ短調―適切な選曲だ。

デュトワやオケからの貢献はありふれたレベルだったが、それでもブレハッチは輝いていた。サウンドや色彩の豊かさという点で、ブレハッチには特に意外性はなかった。マウリツィオ・ポリーニが1960年のショパンコンクール優勝直後に録音し有名になった同じ協奏曲があるが、ポリーニが生み出した、どっしりと権威のあるタイプの演奏でもなかった。ブレハッチのアプローチはもっとしなやかで、1楽章の熱をおびた展開部でさえも落ち着き、集中し続けた。彼の演奏にはわざとらしい不自然さは微塵もない。完全に直感に従い、ゆっくりとした楽章で長く続くフレーズでも素晴しく自然なルバートを聴かせ、フィナーレでも誇大な表現は完璧に自制していた。

アンコールは堅いばねで弾ませたようなリズム感のマズルカ。年長のピアニストであればもっとノスタルジアを誘う内向きの解釈をするであろう作品を、非常に若々しい見方でとらえていた。さて、ブレハッチは本物なのだろうか。時間が答えてくれるだろう。

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フィルハーモニア管弦楽団との共演レビューbyガーディアン

ブレハッチが2008年11月11日、ロンドンのロイヤル・フェスティバルホールで演奏したショパン協奏曲1番について、
「ガーディアン」からレビューが出ました。
フィルハーモニア管弦楽団、指揮シャルル・デュトワでしたが、このレビューではブレハッチの演奏にのみ言及しています。
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フィルハーモニア管弦楽団/デュトワ
@ロイヤル・フェスティバル・ホール
By Andrew Clements, ガーディアン、2008年11月14日付け

ピアノコンクールが本物かどうかは、入賞した演奏家の力量によってのみ証明される。最も有名なコンクールのいくつかは、過去の栄光にすがってのみ生き延びているように感じる。リーズの栄誉は、30年以上も前の全盛期に今も依存しているし、ピアノコンクールとしては最も著名な、5年おきに開催されるショパンコンクールでさえ、1960年代、70年代の成功を以後再現することはできなかった。

しかし、一番最近の2005年のコンクールの優勝者で、全カテゴリーを総なめにしたラファウ・ブレハッチは本物であり、このコンクールの名声を回復できる人物だと賞賛されている。20歳の時の成功以降、ポーランド生まれのブレハッチは国際的なキャリアを堅調に築いてきた。昨年はロンドンでリサイタルデビューを果たし、今回はシャルル・デュトワ指揮、フィルハーモニア管弦楽団との共演で協奏曲を初披露した。ショパンピアノ協奏曲第1番ホ短調―適切な選曲だ。

デュトワやオケからの貢献はありふれたレベルだったが、それでもブレハッチは輝いていた。サウンドや色彩の豊かさという点で、ブレハッチには特に意外性はなかった。マウリツィオ・ポリーニが1960年のショパンコンクール優勝直後に録音し有名になった同じ協奏曲があるが、ポリーニが生み出した、どっしりと権威のあるタイプの演奏でもなかった。ブレハッチのアプローチはもっとしなやかで、1楽章の熱をおびた展開部でさえも落ち着き、集中し続けた。彼の演奏にはわざとらしい不自然さは微塵もない。完全に直感に従い、ゆっくりとした楽章で長く続くフレーズでも素晴しく自然なルバートを聴かせ、フィナーレでも誇大な表現は完璧に自制していた。

アンコールは堅いばねで弾ませたようなリズム感のマズルカ。年長のピアニストであればもっとノスタルジアを誘う内向きの解釈をするであろう作品を、非常に若々しい見方でとらえていた。さて、ブレハッチは本物なのだろうか。時間が答えてくれるだろう。

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