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2008年8月21日木曜日

ブレハッチとコンセルトヘボウとアンドリス・ネルソンスの共演

ラファウ・ブレハッチは、8月21日(木)夜20時15分(オランダ時間)より、
オランダアムステルダムのコンセルトヘボウにて、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)と共演します。

日本時間8月22日(金)早朝、午前3時2分から、オランダのRadio4で生放送されます。
画面左上方の、RADIO 4 LIVE をクリックしてください。



指揮:アンドリス・ネルソンス Andris Nelsons

プログラム
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲
サンサーンス ピアノ協奏曲第2番作品22
チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」



指揮のアンドリス・ネルソンスは1978年ラトヴィアのリガ生まれ。音楽一家に育つ。
トランペット奏者であり、バリトン・バスの歌い手。
サンクト・ペテルブルクの学校で、指揮法を学ぶ。
同郷のマリス・ヤンソンスのオスロ交響楽団の演奏会で、トランペット奏者が不足し、急きょ代役出演。
これをきっかけに、ヤンソンスの注目をひき、師とあおぐ。
2003年、ラトヴィア国立オペラの主席指揮者に就任。
2006年、北西ドイツフィルハーモニー管弦楽団の主席指揮者。
2008・09年のシーズンより、バーミンガム市交響楽団の音楽監督就任。3年契約。

コンセルトヘボウ(RCO)の指揮は初めて。
ヤンソンスつながりで振る、ということなのでしょうね。

ペット奏者の指揮者って、私はあまりきいたことありません。
五弦の音をどんな風に出してくるのか、興味あります。


30歳の新進気鋭の指揮者と23歳のブレハッチのコラボレーション、
2人ともRCOとは初顔合わせ、
プログラムのサンサーンスとチャイコは、RCOの初期の時代のオハコだったそうで、
熱気溢れる演奏会となることでしょうね。


サンサーンスのピアノ協奏曲第2番とブレハッチの関わりは、

2002年のアルトゥール・ルービンシュタイン国際青少年ピアノ・コンクールで第2位となったとき、演奏したそうで、
phenomenal (素晴らしい、驚異的)な演奏に、聴衆は大喜びだった、との記録があります。
(ブレハッチのスポンサー、Orlen社発行の小冊子Rafal Blechaczより。)

ブレハッチの技量と魅力がばりばり全開の曲、と楽しみです。

このコンクールでは、他に、ハイドンソナタ第52番、シューマンソナタ第2番、シマノフスキの変奏曲、
リストのエチュード「軽やかさ」といった、現在はおなじみとなっている曲を弾いたとのことです。

授賞式の写真を見たことがありますが、17歳(16歳?)とは思えないほど小さくて、か細くて、こわれそう。
6年たって、今日、ずいぶん逞しくなられました。


RCOは、ブレハッチが2010年3月にリリースするショパン協奏曲CDのオケを担当する、と聞いています。
今年の11月、マリス・ヤンソンスとともに来日します。



日本時間8月30日午前3時3分から、ドイツのラジオ局SWR2でも放送されます。
左側の、Webradio horenをクリックしてください。


22日のオランダ、30日のドイツとも、
ラジオ放送については、急な番組変更や通信不良による受信不可も想定されます。
その際はご容赦ください。


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2008年8月20日水曜日

ラファウ・ブレハッチ、ザルツブルグ音楽祭デビューについて、NYサン紙のレビュー

2008年8月19日付けニューヨーク・サンによる、ラファウ・ブレハッチのザルツブルク音楽祭での演奏のレビューです。
レビュアー:ジェイ・ノルドリンガー

オリジナル記事


(お願い)レビュー記事の他への転載・使用はご遠慮ください。


ラファウ・ブレハッチ:きら星のような若いリスト演奏家

1985年生まれのラファウ・ブレハッチはポーランド人ピアニストのライジング・スター。
彼は先週、世界で最も美しいコンサート会場であるザルツブルクのモーツアルテウムのGrosser Saalで、
会場として最も美しい時期に、ザルツブルク音楽祭の演奏会を開く名誉を得た。

若いブレハッチ氏はアルトゥール・ルービンシュタイン・スクールで学び-これは自然な流れ、
そして、3年前に、ワルシャワのショパンコンクールで優勝した。これも、おそらく、自然な流れと考えられる。

今年のザルツブルク音楽祭は、ポーランド人ピアニストにとって良い夏だった。
かつてのショパンコンクールの覇者、クリスティアン・ツィメルマンも、先週始めに演奏した。
ピョートル・アンデルシェフスキがいれば、もっとよかったのだが。

ブレハッチ氏は少年っぽく、贅肉がなく、実年齢よりさらに若く見える。
小柄で、スリムで、くしゃくしゃっとした髪型。姿勢が極めてピアノにフィットする。
彼は多様なプログラムを弾いた。始まりは彼の多面性を強調するような、これが弾けるんだというものを示すような。
後半は1人の作曲家の夕べ、テーマ・プログラムとなり、
音楽専門家・愛好家の心を「どきどき」させるような、違った側面を見せた。

ブレハッチ氏の一曲目はバッハのイタリア協奏曲--妥当な選曲だ。
この作品は陳腐と見られることもあるが、ブレハッチ氏のようなフレッシュで能力ある弾き手によれば、全く違う。

第一楽章アレグロは快活で、うまくアクセントをつけ、わくわくさせてくれた。必ずしも整然としていないが、音楽的で説得力があった。
第二楽章アンダンテは、もっと聞き手をうっとりさせるような歌い方もできたかもしれない。
しかし、ブレハッチ氏の弾き方は興味深く、奔放さもあって、うまくいったと思う。

第三楽章プレストは、速過ぎることはなく、プレスティッシモではなく、このピアニストの素晴らしい点だと思った。
シャープにコントラストをつけることで、本当に活気に満ちたドラマチックでさえある演奏だった。
しかし、ラインをもっとスムーズに出来たかもしれない。
例えば、リチャード・グードや、ジャン=イヴ・ティボーデと比べると、ブレハッチ氏のラインはカリカリっとしており、よりドイツ的だ。少々ぶっきらぼうな感じもある。

しかし、彼のような弾き手によるイタリア協奏曲を聴くのも悪くない。

ブレハッチ氏のプログラム、次は、リストの3曲:森のささやき、軽やかさ、小人の踊りだった。
彼はこの作品で見せるべき要素:高い技術とロマンティックな想像性を、まさに正しく示した。
つまり、ブレハッチ氏は、正しいリストの弾き手なのだ。
3曲を通じ、ブレハッチ氏が技術的に「すごい」ことをする度に、私の前に座っていた男性が、隣の奥さんの顔を見ていた。
あたかも、「ねえ、どうだい、これは?」と尋ねるかのように。
彼の驚きと喜びは、当然のことだった。

ブレハッチ氏のパッセージワークは概ねスムーズだったと断言できる。
「軽やかさ」は充分(名前どおり)軽かったか?と訊かれたら、「もちろん。」と答えよう。

ただ、ちょっと気になったのは、ブレハッチ氏は若干頭を動かしすぎる。(he is a bit of a head-nodder.)
エフゲニー・キーシンほどではないが、その傾向がある。一般的に、頭を動かしすぎるのは良くない。しかし、幸福な例外ももちろんある。

前半最後の曲は、フランスの印象主義派、ドビュッシーの版画だった。
3曲から成るこの曲の最初「塔」は、少々いじりすぎの騒ぎすぎ。
音が自然につながるのでなく、各場所に置かれた感じ。
また、この曲は荘厳さと秩序、そしてかなりの神秘性も必要だ。今回はそうした要素が欠けていた。

2曲目のグラナダの夕べは、適切な特徴が盛り込まれていた。これは本当に楽しめる演奏だった。
しかし3曲目の雨の庭はちょっとがっかりした。トッカータ的な軽さが必要なのだが、ブレハッチ氏のは重かった。
彼の「軽やかさ」が、ここでは欠けていた。


本文とは関係ありません。ピアノが大好きなくしゃくしゃ髪のイメージです。


休憩のあとは、彼の音楽の根本の根本:ショパンだった。
ソナタ第3番ロ短調を弾く前に、彼は2つのノクターン、作品62のロ長調とホ長調を弾いた。
このノクターンは、(ロ短調と調が合うので)ロ短調ソナタの前に弾く必要性があったのだろうか。それとも、単に時間を埋めるために弾いたのだろうか。
たぶん後者だと思う。ブレハッチ氏はもっとバラエティーを見せるべきだった。

ノクターンロ長調は人を魅了させる曲だ。しかしブレハッチ氏はそのように弾かなかった。
ひとつには、あまり歌っていなかった。フレーズやラインでなく、ひとつひとつの音が聞こえた。(言ってる意味がわかるだろうか?)
良い点として、彼はとても美しい色彩を生み出し、ペダリングも素晴らしいところがあった。(ノクターンではこれはとても重要。)
ホ長調のノクターンはもっと古典主義的な、より強い屋台骨を示すべきだったが、「塔」と同様、構造が不安定だった。

しかし、この若者は、名曲であるロ短調のソナタを誇り高く弾いた。
このソナタは彼の大胆で男性的であっけらかんとしたスタイルによく合っている。
ソナタのほとんどの部分は、洗練され新鮮に響いた。また、ブレハッチ氏は、この曲の構造の細やかな意味合いをうまく表現した。

ゆったりとした3楽章は、このロマン派のピアノ作品の、いや、ピアノ作品全体で見ても、最も美しい部分だ。
もっとまっすぐに、率直に弾くこともできただろう。
しかし、ブレハッチ氏は、下品になったり、一貫性が欠如するようなことはなかった。
最終章、彼は若い虎のように、獰猛で威嚇的でエキサイティングに攻めた。
オーバーペダルが何箇所か、これはよくない。
立ち止まってこの音楽を少し見直した方がいい。しかし、これらはちいさな苦情だ。

聴衆は、このくしゃくしゃ髪の若者に熱狂し、大歓声をあげ足を踏み鳴らした。
結局、若者はショパンの有名な心うつワルツ嬰ハ短調で、聴衆を落ち着かせた。
スタイリッシュでこの曲の真髄が表れる演奏だった。おそらく、このアンコールが、この夜のブレハッチ氏の最高の演奏だったと思う。

彼は一本気で、にこにこして、才能がある。間違ったことをしていても、退屈させない。
明らかに、ピアノを弾くこと、非凡であることを楽しんでいる。
僕は彼がたいそう好きだ。きっとみんな好きになる。

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このレビューを書いたジェイ・ノルドリンガー氏は、ナショナル・レビュー紙のシニア・エディター。
政治等幅広い分野で論説を書き、特にキューバ・中国の人権問題にフォーカスをあてている。
2000年のアメリカ大統領選挙では、ブッシュ候補のスピーチライターをつとめた。
音楽の論評でも活躍。ザ・ニュー・クライテリオンや、ニューヨーク・サンで評論を書いている。
ザルツブルク音楽祭ではレクチャーやパネルディスカッションのモデレータもつとめている。(以上、ウィキペディアより

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ザルツブルクでのブレハッチの演奏に関しては、オーストリア等でもレビューが出ています。
私のキャパが限界(笑)のため、リンクのみつけておきますので、
各言語がおわかりになる方はどうぞごらんください。

オーストリアのKleine Zietung(ドイツ語)

オーストリアのDrehPunktKultur(ドイツ語)


ポーランドのRzeczpospolita(8月17日のきりんの記事のを、もう少し詳しくしたバージョンです。)(ポーランド語)

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きりんの観察
今回のレビューは、今のブレハッチを客観的に正確に見て、率直に表現しており、比較的いいレビューだと思いました。
しかし、演奏をどう見るかは主観的なもの。彼の見方が全部正しいわけではないことも自明です。

私は去年秋から、ヨーロッパツアー、北米ツアーのレビューを追ってきましたが、
毎回、使われる語彙に変化があるように思います。

今回初めてでてきた表現としては、例えば、ショパンのソナタのところで、
The sonata is well suited to what seems to be his bold, masculine, devil-may-care style.
このソナタは彼の大胆で男性的であっけらかんとしたスタイルによく合っている。

masculine(男性的な)は、ブレハッチの演奏では初めてお目にかかった形容詞です。
去年の秋の欧州でwild 、今年春のアメリカ公演で、sexy が出てきて、びっくりしたばかりです。

devil-may-care(あっけらかんとした、向こう見ずの、軽率な)も新しいブレハッチ表現です。
ショパンコンクール直後の評価と、語彙がずいぶん違いますね。

終わりのところで、
He is brash. 彼は一本気だ。
brash は、(がむしゃらで、威勢がよくて、しかし、ぽきっと折れそう)。

ブレハッチは、a phenom (非凡、奇才)であることを楽しんでいる。(千秋というより、のだめ?)
しかし、(ソナタのところで)he can stand to clean up this music a little.
(あまりつっぱしらずに、静かにこの曲を見直してみたら。。)

そして、I like him a lot. You will too. (僕は彼がたいそう好きだ。きっとみんな好きになる。)
(きっとみんな好きになる。は、のだめのぱくりです。ジャンというフランス人指揮者の形容に使われてました。)

経験豊かな(写真を見た感じでは、5,60代?)論者からの、若い演奏家への愛ある助言に思えました。

表現が明瞭で効果的。短い文章でずばっと言い当てます。さすが政治家のスピーチライター。
きりんはこの人の文章がたいそう好きだ(笑)。

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2008年8月19日火曜日

ブレハッチの新譜、ポーランドでのリリースは10月1日

ラファウ・ブレハッチの新譜「ウィーン古典派ソナタ集」のポーランドでの発売は10月1日と発表されました。
RMF Classic によります。

前CD「前奏曲集」と同様、ポーランドでは
国際バージョンと、ポーランド語特別バージョン(ポーランドのみの特別割引価格)の2種類が流通します。

↑グラモフォンとの特別の取り決めのようです。
ポーランドはCD価格が大変高いため、「前奏曲」の時も特別の配慮がなされた、と聞いています。

ポーランドでの良好な販売の背景には、このような事情もあったわけです。
レーベルやアーチストにとっては、薄利多売になってしまいますが、
しかし、この方が、より多くの人々がより手軽に良い音楽を手にできるわけなので、
良いことなのでは、と思いますが。


ポーランドでは、ブレハッチ自身が書いた、このアルバムの解説(なぜこの3曲を選んだか)が
ライナーノーツに載せられます。

ということで、アルバム発表順は、日本:9月3日、ポーランド:10月1日、その他各国:10月3日、となるのかな?です。



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2008年8月18日月曜日

ブレハッチのザルツブルグデビューのレビュー(ポーランド)

ザルツブツグ音楽祭リサイタルデビューを果たした、ラファウ・ブレハッチに関する、8月17日付けのポーランドの全国紙Rzeczpospolitaの記事です。


ポーランド語の記事はこちらです。


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「ラファウ・ブレハッチの成功」
by Jacek Marczyński オーストリアにて、8月17日

ザルツブルクで、このポーランド人ピアニストへの拍手は15分以上続いた。
翌日は1日がかりで、多くのインタビューをこなした。

アーチストにとって、この音楽祭でのデビューは、音楽界のヒエラルキーの上層部への飛躍を意味する。

ショパンコンクールでの優勝から3年足らずのラファウ・ブレハッチにとって、
世界の著名なピアニスト達のリサイタルシリーズに名を連ねることは、とりわけ重要だ。
ザルツブルクのモーツアルテウムのステージでは、彼は最初から、
多くの経験有る演奏家がうらやむような自由な解釈で、聴衆を惹きつけた。

一曲目のバッハのイタリア協奏曲は、正直なところ、リサイタルの中で最も弱い曲だと思った。
ラファウ・ブレハッチは自信に満ち、効果的に演奏したが、この曲はもっと内省が必要だ。

リストの曲になり、ブレハッチはより大きな力量を示した。

「森のささやき」が始まり、水滴が滝のように流れ下るパッセージでは、
私の隣に座っていた、上品なオーストリア人が--これまで何度もこの音楽祭でピアニストの演奏を聴いたそうだが--
うっとりとして、キッスするしぐさをした。

「小人の踊り」で小人達を踊らせたとき、彼は皮肉な軽いタッチで弾き、会場はこの夜最初のブラボーの大声援が響き渡った。
ブラボーはこのときだけではなかった。


休憩の後、ラファウ・ブレハッチは究極の勝利へ向け、ショパンの曲を披露した。
コンクールの時と同様スタイリッシュだが、より熟成した演奏だ。

ソナタロ短調は素晴らしい模範となるような解釈、
2つのノクターンop62も同様にグレート、ショパンに新たなクラスが追加され、
アンコールのマズルカ、ワルツがその高みを証明した。

翌日は丸一日、インタビューのために費やされた。
ブレハッチ自身や、彼の新譜の
ハイドン、モーツアルト、ベートーベンについて興味関心が示された。
世界有数の音楽レーベルドイツ・グラモフォンは、新譜発売を10月3日に予定している。

「その頃はヨーロッパにいません。」とブレハッチは弊紙に語った。
「ちょうどその日は、カーネギーホールで、ニューヨークフィルと共演しています。

しかし、今は10月のことは考えず、8月21日の、アムステルダムでのコンセルトヘボウとの共演に集中しています。
その後、休養をとります。

ザルツブルクの前は、スイスのヴェルビエ音楽祭、フランスの音楽祭に出演しました。」



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ブレハッチのザルツブルク 補足

昨日、ブレハッチのザルツブルク演奏会の、ポーランド紙の記事をのせましたが、
別のポーランドのサイトに、よく似た記事が載っていました。
この2つの記事が、「たくさんの」サイトに引用されてました。

よく似た記事はこちらです。

追加点は、

主催者側から、世界的に有名とはいえないマズルカやシマノフスキーはNGが出たため、このようなプログラムになったこと。

ランラン、ブレンデル、ポリーニ、ソコロフ、ツィメルマンといった大物ピアニストと名をつらねて参加したこと、
3枚目のCD(ショパンの2つのコンチェルト)は、2010年3月に、ブレハッチから世界へのショパン年の贈り物としてリリースされること。

です。

(お願い)ポーランド紙記事部分の無断使用・転載はご遠慮ください。

訂正
15分スタンディングオベーションが続いたと以前書きましたが、誤りです。
オーストリアにはスタンディングオベーションの習慣はありません。
大歓声が15分続き、人々は足を踏み鳴らして喜びを表現したそうです。


オーストリアのレビューも載ってましたが、ちとむつかしいです。
アップできたらいいのですが、根性と相談します。

一箇所、バッハイタリア協奏曲は、最速スピード記録に残りそう、とあり、笑ってしまいました。
去年のオペラシティでのバッハの3楽章、「はやっ!」と思ったの、思い出しました。



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ラファウ・ブレハッチ、プラハでのインタビュー

08年6月にプラハで行われたインタビュー記事がありました。

チェコ語→英語(機械翻訳)で、意味がとおる部分のみ拾ってみます。
機械なので、あまり厳密ではありません。ご了承ください。

機械翻訳した英語はこちらです。

(お願い) インタビュー内容の転載・使用はお控えください。
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雑誌Harmony誌2008年8月号に掲載
「小柄な体に宿る巨大な才能」

(ブレハッチの紹介:Rudolfinumでリサイタルを機に、プラハでインタビューに答えてくれた。
来年の「プラハの春」の出演も楽しみ。ショパコン、グラモフォンとの契約等の紹介。
2枚目のCDをこれから録音する。
日本のファンクラブ会員も、この輝く瞳にシャイで控えめな小柄な若者を尊敬している。
彼はカメラのフラッシュより、ソクラテスやプラトンが大切な様子。)


Q 音楽を始めたきっかけは?
A 家族は音楽とは無関係でしたが、父と叔父が音楽が好きで、家にピアノがあったので、自然に音楽へと導かれました。

Q ピアノでプロになろうと思ったのきっかけは?
A ピアノを習い始めたのは8歳、と遅かったのですが、何人かの先生に教わり、音楽に真剣にとりくむようになりました。
オルガンも弾いていました。
ある時、父が、私に絶対音感があることを発見しました。その頃からプロになることを考えるようになりました。

Q あなたはコンクールが好きなタイプですか?
A ショパンコンクールの前にもいつくかコンクールには出ましたが、私はそういうタイプではありません。
(浜松、ルービンシュタイン、モロッコについて説明。)

Q コンクールでの大変なプレッシャーにどうやって耐えたのですか?
A 私の先生は、「いつも音楽を楽しみなさい。」と教えてくださいました。
「音楽を愛し、楽しむことが勝利の秘訣です。」と。私もそう思います。

Q コンクールでの周囲の雰囲気はいかがでしたか?ライバルがたくさんいたでしょう?
A もちろんライバルはいました。でも、私は自分の戦略を持っていました。
アパートを借りて、ホテルに滞在する人たちに会わないようにし、マスコミからも距離をおきました。
テレビもラジオも聞かず、いろいろな思惑の影響を受けないようにしました。
各ラウンドの間は、自宅に車で帰り、休息をとりました。

Q 自分の名前が呼ばれた瞬間、何を感じましたか?
A 喜びはほんの少ししか続きませんでした。
すぐにインタビューや重要な方々との面会、記者会見、ミーティングと、やるべきことが次々とおしよせました。
3週間位たって、落ち着いて、ようやく優勝を本当に喜べる気持ちになりました。


この写真は本文とは関係ありません。


Q 哲学がお好きと伺っています。どんな方向性、または哲学者に取り組んでいますか?
A 哲学の勉強は、まず、プラトン、ソクラテスから始めました。
最近は、フッサールの現象学や、ロマン・インガルデンのテキストおよび神学的側面を学んでいます。
すでに高校は卒業したので、プライベートレッスンに通っています。

Q ショパンのロマン派的、古典的、どちらの側面が好きですか?
A ショパンはバッハやモーツアルトを尊敬していました。
古典的要素の透明性(が好きだったのです。)私も古典音楽に親近感を持っています。

Q ショパンの作品でまだやり残しているものはありますか?
A コンクールで重要なピアノ曲や協奏曲に取り組みました。
今後は、マズルカが何曲か残っています。
将来、マズルカのCDを出したい、と考えています。

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フッサール(1859年-1938年)オーストリア生まれのドイツ人哲学者

ロマン・インガルデン(1893年-1970年)ポーランドの、哲学・現象学・美学者。
故ヨハネ・パウロ2世にクラクフ大学で教えたこともある、
そうです。

ラファウはこの秋から、哲学を学ぶため、コペルニクス大学へ行く、との報道もあります。
(8月3日のきりんの記事をご覧ください。)

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おまけ記事

プラハリーダーズマガジンというチェコの雑誌(7月号)で、
在プラハのポーランド大使へのインタビュー。政治経済のカタイ内容ですが、
プラハでの重要な文化イベントは?との質問に、
まず、「著名なポーランド人ピアニスト、ラファウ・ブレハッチのRudolfinumでの演奏会」、と答えています。(下から2パラ目)
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2008年8月15日金曜日

ラファウ・ブレハッチが8月15日ザルツブルク音楽祭デビュー

ラファウ・ブレハッチが、8月15日の19時半より、モーツアルテウムでリサイタルを開き、ザルツブルク音楽祭デビューを飾ります。
(日本時間明日午前2時半)

Program
J.S.バッハ イタリア協奏曲 BWV 971
リスト 演奏会用練習曲 (Waldesrauschen, La Leggierezza, Gnomenreigen)
ドビュッシー 版画
ショパン 夜想曲op.62, ソナタop.58 



プログラムページ




会場のモーツアルテウム

演奏会の成功を心よりお祈りいたします。



さて、本日発売の月刊ショパン9月号35ページに、来年2月来日時のプログラムが出ていました。
モーツアルトソナタ第16番(第17番)、
ベートーベンソナタ第2番、
ショパンバラード1番、4つのマズルカ(どれ?)←たぶんop24ではないかと(きりんの予想)、
シマノフスキバリエーションop3、とのことです。
 



初めて、の曲が何曲も。。
やはり、日本は、本国以上に大きな市場だし、
演奏会の回数が多いので、新しい曲がまずここで聴けるのですね。。 



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2008年8月9日土曜日

ラロック・ダンテロンでのリサイタル

この季節にはめずらしく、昼・夜と連続で仕事が入っていました。

昼の業務を早めにあがらせてもらって、
(こういうとき、後をお願いするパートナー通訳の方には、とても申し訳なく感じます。)
(さらに、仕事の出来が良くなくてへこみつつ、振り切ろうと)
山手線で瞑目?していたら、

携帯に連絡が。
夜の業務がクライアントの都合で延期との知らせでした。

ほんとに?

急いで帰宅して、すぐPCをつけました。
今日は、ラロック・ダンテロン音楽祭でのブレハッチのリサイタルが、ラジオ・フランスで放送される日。

仕事は前々から入っていた件。あきらめて、考えないようにしていたのに。。
こういうこともあるんだ。
先週、ヴェルビエ音楽祭のブレハッチのライブ配信がドタキャンになったのと、全く逆パターンです。
世の中、どう展開するか、わかんない。

リストの演奏会用練習曲が始まるところでした。
そして、ドビュッシー版画。
ショパンマズルカop50
最後が・・ショパンピアノソナタ3番。

汗を拭くこともせず、聴きました。

ヴェルビエと同じプログラムですが、
そしてヴェルビエの翌々日という強硬スケジュールだったのですが、
このフランスでの演奏、ヴェルビエの自制的で無難な演奏とは随分違って聴こえました。

とても大胆で、思い切りがよくて、すごく自由な感じ。
一音ずつが生きてる。思い通りに音楽を操ってる。
ロケーションが広々とした公園だから?
私の思いすごし?

いえ、でも、ショパンソナタの最終章、凄い、迫力。
あ、ちょっと疲れたかな、と思った瞬間、勢いを増して、
最終部で更にアッチェレ。
恐れを知らないラファウ・ブレハッチ。

終わった瞬間、私は小さなガッツポーズをしてしまいました。

割れるような拍手と大きな歓声が聞こえて、
うれしさがこみあげました。
一歩踏み越えたような、憑き物が落ちたような、すかっとした感じ。

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ラファウ・ブレハッチは、10月4日、
ニューヨークのメトロポリタン美術館のオーディトリウムでリサイタルを開きます。

今のところ私が知る限り、これが、東海岸リサイタルデビューになると思います。
こちらです。

曲目:モーツアルトソナタk311、ドビュッシー版画、シマノフスキーバリエーション、ショパンマズルカop50およびソナタ3番


こちらも、忘れないようにメモしておきます。


2008年12月5日、チェンストホヴァ・フィルハーモニーCzęstochowa Philharmonic と、ベートーベン協奏曲第4番。

チェンストホヴァに関しては、去年のブレハッチの記事があります。
こちらです。
2007年1月、このホールでリサイタルを開いたブレハッチですが、
音響が良く、楽器が「これまでポーランドで弾いたどのピアノよりも良かった。」そうで、音楽的にも素晴らしい演奏会となり、
ホールは満席で立ち見も出て、スタンディングオベーションが続いた、とのことです。

別の記事では、楽器ばかりでなく、このコンサートでは聴衆の反応がすばらしく、一体感を感じた。演奏家冥利につきる、というような発言をしています。

(2008年12月のコンサートは、ブレハッチ部分は後にキャンセルになりました。追記)

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2008年8月3日日曜日

ラファウ・ブレハッチ2010年ショパンイヤーに国連で演奏

InfoChopinというサイト(7月31日付け)で、2010年のショパンイヤーに関し、
ツィメルマンとブレハッチがとりあげられていました。
原文はこちらです。

ポーランド語なので、機械翻訳にかけて、ブレハッチ部分だけ解読を試みました。
(このサイトには英語ページがありますが、この記事の英語は見当たりませんでした。)
機械翻訳した英語はこちらです。

2010年、ショパンイヤーの記念演奏会シリーズで、ブレハッチ、アルゲリッチ、グリゴリー・ソコロフ、キーシン、ユンディ・リー及びポリーニ(?)が演奏する。

ツィメルマンは記念のソナタのCDをDGから出す。


ブレハッチはショパンイヤーの世界ツアーの間、ニューヨークの国連本部で演奏する。

コンサートカレンダーは3年後までいっぱいだが、
現在はニューヨークフィルとの共演や8月のザルツブルク音楽祭モーツァルテウムでの演奏会の準備に忙しく、

秋にはドイツグラモフォンから2枚目のCD「ウィーン古典派ソナタ集」がリリースされる。

また、トルンのコペルニクス大学(UMK)にて、第2の勉強「倫理学および哲学」を始める予定。

コペルニクス大学はこちらです。

(お願い)ポーランドメディアの記事の無断使用・転載はご遠慮ください。



6月頃、ポーランドのテレビで、ブレハッチが哲学とドイツ語を勉強している、
というレポートがあったそうです。(ポーランドのファンの方より)

ドイツ語は、音楽だけでなく、哲学の勉強にも役立つのでしょうね。



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国連での演奏会は、結局諸事情で行われないことになりました。(2010年2月NYにて確認、追記。)


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ラファウ・ブレハッチ、フランスの音楽祭で見事な演奏とポーランド紙が報道

8月2日、ラロック・ダンテロン国際ピアノフェスティバルでラファウ・ブレハッチが演奏し、
ポーランドで複数のメディアが伝えていました。

一例:ラジオポーランドのサイトです。


絵のように美しいフランスの村で28年間開催されている音楽祭では、
プラタナスの木が茂る公園の中、池の上に立てられたステージで、ブレハッチが演奏、
演奏会は大喝采で終了した。

前回参加した、2年前の音楽祭ではオールショパンプログラムだったが、
今回は他のレパートリーでスキルを発揮した。

印象派の絵のような音色のドビュッシー、バッハの精密で多層的な音楽、
リストの演奏会用練習曲でのヴィルトゥオーソ的ピアニズムは、
彼が抜きん出たアーチストであることを示し、
聴衆の心を捉えた。
プログラムの後半はショパンだった。


会場のParc du Château de Florans
(ラファウの写真ではありません。)


(お願い)ポーランド紙記事部分の無断転用・使用はご遠慮ください。
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ヴェルビエ音楽祭から中1日というハードなスケジュールでしたが、
フランスでも大成功だったようで、うれしい限りです。

絵のように美しいフランス南部の村で、
絵のように美しいドビュッシーを冒頭に弾いたのかな?とは、きりんの勝手な想像です。

写真は昼間ですが、ブレハッチの演奏会は夜21時からでした。
幻想的な雰囲気だったのでしょうね。

この演奏会は、8月8日、ラジオフランスで放送されます。
日本時間17時(現地午前10時)

ラジオフランスのサイトはこちらです。

direct の赤い大きな文字をクリックすると、ウィンドウが開いて放送が聴けます。

急な番組変更や、通信不良の際はご容赦ください。 



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2008年8月2日土曜日

涙の7月31日事件

7月31日、ヴェルビエ音楽祭でのラファウ・ブレハッチの演奏会の配信が、直前に取り消されたと知ったとき、
最初に思ったのは、「やっぱり!」

どうも私はブレハッチと相性が悪いらしく、似たようなことが以前にも。。
いずれも、私の力ではどうしようもない、放送・通信・技術に関する制約でした。

丁度ジャスト1年前の、2007年7月31日、
NHKラジオFMで、ブレハッチの演奏会(2006年11月来日時のリサイタル・オールショパンプログラム)が
放送される予定になっていました。

私はおよそ3ヶ月前にブレハッチを知ったばかり。
NHK芸術劇場で、この来日時のリサイタルの一部を偶然目にしたのが始まりでした。

是非、全曲、聴いてみたい!特に、まだ聴いたことのない「バラード3番」と「幻想ポロネーズ」を聴きたい。

しかし、その日は出張で不在の予定。
そこで、ラジオのタイマーをセットして出かけたのですが、
家の中でどこが受信状態がベストか、同じ時間帯の番組をテスト録音して調べました。
万全の場所にセットして、念のため、田舎の姉にもバックアップで録音を依頼して、出張へ。

3日後、帰宅して、すぐラジオに飛びつきました。
ところが、入っていたのは、ざ、ざーという大音響のノイズというか騒音のみ。あれー、何で?
同じ番組でも、翌日分はきわめてクリーンに録音されてました。
ブレハッチの日だけ、何で?

頼みの姉も、
「ごめーん、最初の30分、忘れた。」

これが、去年の7月31日。涙の7月31日事件。
すぐには立ち直れませんでした。だって、納得いかないんだもの。

姉は、「夫の呪いじゃないの?」(←何の呪い?)

(注:夫も出張で不在でした。)


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半月後、8月のある日、
朝起きて、毎日録画していた「NHKハイビジョンクラッシック倶楽部」のその朝の分をつけたら、
ブレハッチが入っていました。

きゃー。

同じく日本でのリサイタルの一部、「バラード3番」と「幻想ポロネーズ」でした。夢みたい。

この番組は、8月中に2回、ハイビジョンで放送されました。

私はこの美しい演奏をDVDにダビングし、永久保存しようと思いました。
手持ちのビデオデッキで、デジタル放送のダビングは初めてでした。
取説を見ながら、丁寧に各ステップを実施。
ところが、、

ダビング終了後、HDからは番組が消え(当時はまだ1回限りダビング)、
DVDの方は、再生できません、のメッセージ。
大切なブレハッチの演奏会は消えてしまいました。
かなり、ショックでした。(涙の8月某日事件)

もう1回放送された分がHDに残っています。しかし、もうこのビデオデッキ、信用できません。

夫がハイビジョン録画の番組を、PC上でMPEGに変換して、DVDに焼くソフトを使って、
前年の「毎日モーツアルト」をほぼ全部ダビングしたことを思い出し、
(私はこのソフト、使ったことなくて)夫におそるおそる頼んでみました。

夫はその日、なぜか、超不機嫌。
何でそんなことで貴重な週末を使わなくてはいけないんだ。
あのソフト、もうアンインストースしちゃったよ。うんぬん。

なんとか拝み倒して、ソフトを再インストールしてもらったら、
コンピュータが壊れました。

夫は烈火のごとく怒り、
それでも2時間くらいかけ、PCは復活。

彼は不機嫌なまま、
「直ったよ。どれ?録画するの。ぶれはっち?」

「え?えーっと、ル・・・ルガンスキー。。」(←なんでだ?)

「ふーん」

「あ、あと、空いてたら、ブレハッチも、入れようかな。」

こうして、ルガンスキー&ブレハッチの特別DVDができました。
夫はちゃんと特殊シールを使って、2人の写真入ラベルを作製して貼ってくれました。

しかし。
MPEGって、画質がいまいち。
私は、同じ番組が9月にBS2で放送されるのを待っていました。
デジタルでなければ、手持ちのビデオデッキはちゃんとダビングできるのです。

ところが、
予定されていた放送は、丁度直前に亡くなったパバロッティの追悼番組に変わっていました。
ふえーん。

姉は、またしても、
「夫の呪いよ。でもパバロッティが可愛そうだから、文句言っちゃだめ。」

ブレハッチのこの番組は10月に延期。
10月の放送予定も、国会中継で2回延期され、
結局放送されたのは、11月下旬でした。。。


ブレハッチのこの演奏会は、
その後、年があけ、今年の2月に全曲放送される予定になりましたが、
その日、またしても国会中継に破れ、
4月にようやく放送が実現しました。。

この国の、歌舞音曲の扱いって、こんなものなの?(涙)


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今回、7月31日、ヴェルビエで、「やっぱり」と思った背景が、
このわずか1年の間に起こった放送・通信機器をめぐる出来事です。

一番残念なのは、放送の延期で、
事前に友達や知り合いの人々に
「是非、見てくださいね。素晴らしいピアノだから!」

とお知らせしてあるのに、結局見ていただけないこと。
これで失われた潜在ファンは、何人になるだろう。。

と思うと、本当に残念で。
でも、ヴェルビエは、しばらく視聴可能だし、
多くの方に見ていただければ、うれしいです。
   


***この極めて個人的なエピソードを、旧ブログからインポートした理由は、今回新しいサイトを作ろうと思った理由のひとつだからです。
ラファウ・ブレハッチのピアノの音や基本情報を、気軽に新しい方に紹介したい、そうした願いがこのサイトにはこめられています。(2010年7月)