Preludia - Unofficial website for Rafal Blechacz

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2008年7月19日土曜日

ラファウ・ブレハッチ新CDのジャケット

タワーレコードのサイトに、新CDの写真がアップされていました。


rafal blechacz sonatas
Haydn, Mozart, Beethoven

ハイドン: ピアノ・ソナタ 第52番 変ホ長調 Hob.XVI:52
モーツァルト: ピアノ・ソナタ 第9番 ニ長調 K.311
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第2番 イ長調 作品2の2
(9月3日発売予定)

なかなか、シックです・・・


アマゾンも予約受付開始しました。こちら

ツタヤでの購入はこちら。
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一方、「ショパン前奏曲」のCDは、ポーランドのEMPIK(書籍、音楽・映画等のソフトを扱うチェーンのようです)によれば、
2008年上半期、クラッシック部門で売上第1位、ポーランドでは根強い人気のようです。

(このページの真ん中あたりまでスクロールダウンし、「Klasyka」のところをご覧ください。


2つのタイトルがバトルしなければいいのですが。

私はポーランドや欧州での発売情報をまだ発見していません。
あるポーランドのファンの方は、「知らなかった。日本はニュースが早い。」とおっしゃってました

2008年7月12日土曜日

リストのリゴレット・パラフレーズ

ラファウ・ブレハッチが浜松のコンクールで2位になった翌年の2004年7月、
日本で初ツアーをしたときの記事をちらっと見てみたら、

プログラムの中に、リストの「リゴレット・パラフレーズ」がありました。


うんと以前にNYのメトロポリタンオペラでリゴレットを見たことがあります。
インターネット以前の時代で、オペラ初心者の私は、本を買って一生懸命予習した覚えがあります。

でも、リストのパラフレーズは知らなかったし、ブレハッチの最近のレパートリーには入ってない曲なので、
どんな曲かなあとYTを見たら、
ユンディ・リーの演奏が一番に出てきたので聴いてみました。こちら
2002年日本での演奏会だそうです。華やかでエレガント。


ラファウ・ブレハッチだったら、どんな弾き方をするのだろう、と、ブレハッチ・ウェイを想像してみました。
2004年当時のレビューを見ると、

「冷静な演奏・・・当事者として音楽に没入するのではなく、楽器を淡々として操り、
出てくる音の効果を確認・観察しているように見え・・・・
(リゴレットや英雄ポロネーズで)盛り上がりつつ下品にならないのは、この距離感のおかげだろう。」
と書かれています。

この冷静さというか、客観性は今も保たれてるように思います。
深く音楽に没頭しているかに見える時も、一方で自己観照しつつ、かつ聴衆の反応も感じとっているような・・


当時のコンサートスケジュールを見ると、

7/4(日) ラファウ・ブレハッチ&浜松交響楽団 演奏会 アクトシティ浜松中ホール
7/5(月) リサイタル 大阪いずみホール
7/7(水) リサイタル 名古屋しらかわホール
7/8(木) リサイタル 富山県高岡市生涯学習センター
7/10(土) リサイタル 彩の国さいたま芸術劇場
7/11(日) リサイタル 山形 余目響ホール

随分タイトなスケジュールで、富山や山形まで行って、大変だったろうな、と思いました。
同じく2位だったコブリンは、東京・大阪といった大都市中心のツアーだったようです。


浜松コンクールのプログラムでの
ラファウ・ブレハッチ。18歳(2003)


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2008年7月8日火曜日

音楽は祈り―ラファウ・ブレハッチインタビュー(ポーランド)

アーカイブとして、載せておきます。


これは、ラファウ・ブレハッチが、「カトリック・ガイド誌(Przewodnik Katolicki)」で、
2007年11月に行ったインタビューのポーランド語の記事からの引用になります。


(お願い) インタビューの転載・使用はお控えください。

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音楽は祈り(ラファウ・ブレハッチの発言から)

コンクールに向け勤勉に練習に励んできた結果、
自分が向上できただけでなく、多くの人々に感動を与えることができた幸福は、
今も続いている。

作曲家が譜面に残した音楽に忠実に、作曲家のスタイルと性格の枠内で解釈することが大切。
忠実に弾きながらも、音と音の間にあるものを表現することも重要。

ハンブルグでのCD録音について。(これまで発表されているのと同じ内容。)

私は人々に衝撃を与えようとするタイプの演奏家ではない。
ツィメルマンの言うとおり、自分の直感を信じ、自分の心の声に耳をかたむけることが大切。

自分自身と、この作曲家はこうだと認識されている姿との間のバランスをとる必要があるが、
かつ、演奏家の演奏を聴いただけで、「ああ、これは○○のピアノ。」とわかるような演奏をすることも、
演奏家のスタイルという意味では魅力的なこと。

私は時間を見つけて、教区の教会のオルガンでバッハを弾くようにしているが、
ポリフォニーを考えることで、ピアノ演奏を豊かにしている、と思う。


地元ナクウオの教区教会



若い頃見た演奏会で、圧倒され、印象に深いものが2つある。

ひとつは、12歳の時、ビドゴシチでのミッシャ・マイスキーの演奏会に行き、魅了された。
そのときのマイスキーのバッハの3つの組曲は、今日も愛聴している。

2つめは、ポメラニア・フィルハーモニーホール(Filharmonia Pomorska)(ビドゴシチ)にて、
「ポズナンのナイチンゲール」(国立少年・男性合唱団)、指揮はステファン・ストゥリグロシュ(Stefan Stuligrosz)先生で、
ヘンデルのメサイアを生まれて初めて生で、全曲聴いたとき。


ビドゴシチのポメラニア・フィルハーモニー・ホール



音楽は、純粋な祈りだと思う。

音楽を通じて自己を表現しようとするとき、直接言葉で表現しなくても、自己の重要な部分を伝えることができる。
演奏家だけでなく聴衆も、発信された音楽の美しさと交流することで、浄化され、向上する。

音楽の奏でる音は、ときとして、非日常的な経験や感情を呼び起こし、
人はそれを長く記憶したいと願う。この人にとって必ずプラスになっている。

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2008年7月7日月曜日

ショパンは結核ではなかった

(6月2日付けの、ポーランドラジオのニュースです。)

「ポズナン医科大学のWojciech Cichy教授、ショパンの死因は死亡証明書でいう結核ではなかった、との通説を確認する発言」


Cichy教授によれば、解剖報告書で記述されている、ショパンの心臓の表面の小結節は、すい臓繊維症の症状である可能性がある。

(のう胞性)すい臓繊維症は主として肺に影響し、進行性の障害をきたす遺伝病。

Cichy教授はWprost誌(週刊)の記事で、ショパンの直系の家族の病歴は、この推論を裏付けると述べた。
ショパンの姉妹3人のうち2人は肺疾患で亡くなり、特に末っ子のエミリアは極めて病弱で、15歳で亡くなった。

すい臓繊維症とその遺伝系については、ショパンが39歳で亡くなった後、83年たった1932年にようやく解明された。

Cichy教授のチームは、ポヴォンスキ墓地に埋葬されたエミリアの遺体をもとに、遺伝に関する研究を実施したい、としている。


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1926年、16歳の夏に、体力の弱ったフレデリック・ショパンは、母と、結核の疑いのあった妹のエミリアとともに
湯治治療の目的でドゥシニキに滞在しました。
しかし翌年、ショパン家2人目の神童と言われた詩人エミリアは10代半ばでこの世を去りました。


死ぬことは私の天命
死は少しも怖くはないけれど
怖いのは 貴方の
記憶の中で死んでしまうこと


エミリアが亡くなる直前に残したという、この詩(「ショパンの生涯:音楽の友社」より)を読んだとき、涙がとまりませんでした。

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2008年7月1日火曜日

ラファウ・ブレハッチ、ドイツの賞を受賞(続報)

6月26日に、ラファウ・ブレハッチが、ドイツの音楽賞、ECHO Klassik 2008を
受賞との記事を書きましたが、

ドイツ・グラモフォンから配信されるイエローニュースにて、同賞を受賞したグラモフォン所属アーチストのリストが送られてきました。



イエローレーベル、2008年もECHOで好成績

ドイツレコードアカデミー(Phono-Akademie)は、クラッシック音楽界で最も栄誉有る賞のひとつ、ECHO賞の今年の受賞者を発表しました。
ドイツ・グラモフォンのアーチストである、ラファウ・ブレハッチ、ダニエル・ホープ、アンナ・ネトレブコ、ローランド・ビラゾンが、
6つのカテゴリーで最高位の賞を受賞したことを、喜びをもって報告いたします。

ラファウ・ブレハッチ
インストゥルメンタリスト・オブ・ザ・イヤー(ピアノ)
ショパン前奏曲、夜想曲op62
CD477 6592


ダニエル・ホープ
協奏曲録音賞(19世紀音楽)
メンデルスゾーン、バイオリン協奏曲、八重奏、3つの歌曲
演奏:ヨーロッパ室内管弦楽団、指揮:トーマス・ヘンゲルブロック
ピアノ:セバスティアン・ナウアー
CD 477 6634


アンナ・ネトレブコ、ローランド・ビラゾン
ベストセラー・アルバム・オブ・ザ・イヤー
「デュエット」
演奏:シュターツカペレ・ドレスデン、指揮:ニコラ・ルイゾッティ
CD 477 6457


ネトブレンコ、ロシュマン、シェーファー他。
音楽DVD作品賞(オペラ)
フィガロの結婚(2006年ザルツブルグ音楽祭作品)、ウィーン・フィル
DVD 073 4245

フォオーレ・カルテット
年間室内楽録音賞(19世紀音楽)
ブラームス:ピアノ四重奏
CD 476 6323

アルブレヒト・マイヤー
音楽DVD作品賞(コンサート・ドキュメンタリー)
ヘンデル、オーボエ協奏曲”New Seasons”
演奏:シンフォニア・ヴァルソヴィア
DVD 076 2714

第15回ECHO賞授賞式は、10月19日、ミュンヘンガシュタイク・フィルハーモニーホールにて行われ、
”Echo der Stars”という番組で夜10時から、ZDFテレビにて放映されます。

受賞者のみなさん、おめでとうございます。
ドイツ・グラモフォン・ウェブチーム一同

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同ニュースのリンクは、つながらないことが多いため、内容をコピーいたしますので、ご覧ください。

YELLOW LABEL SCORES BIG AGAIN AT 2008 ECHOS

Dear DG Yellow News Subscribers,

The German Recording Academy (Phono-Akademie) has just announced this year’s winners of its coveted ECHO Awards, one of the most prestigious accolades in the world of classical music. We are delighted to report that Deutsche Grammophon’s artists, including Rafał Blechacz, Daniel Hope, Anna Netrebko, Rolando Villazón, have taken the top prize in six categories.


RAFAŁ BLECHACZ
Instrumentalist of the Year (Piano)
Chopin: Preludes, Nocturnes op.62
CD 477 6592

DANIEL HOPE
Concerto Recording of the Year (Music of the 19th Century)
Mendelssohn: Violin Concerto (original version), Octet & 3 Lieder
Chamber Orchestra of Europe Thomas Hengelbrock Sebastian Knauer
CD 477 6634

ANNA NETREBKO ROLANDO Villazón
Bestselling Album of the Year
“Duets”
Dresden Staatskapelle Nicola Luisotti
CD 477 6457 (D/A/CH: 477 6456)

HARNONCOURT NETREBKO Röschmann Schäfer SKOVHUS D’ARCANGELO
Music DVD Production of the Year (Opera)
Le nozze di Figaro (2006 Salzburg Festival production)
Wiener Philharmoniker
DVD 073 4245

Fauré QUARTET
Chamber Music Recording of the Year (Music of the 19th Century)
Brahms: Piano Quartets nos.1 & 3, opp. 25 & 60
CD 476 6323

ALBRECHT MAYER
Music DVD Production of the Year (Concert/Documentary)
“New Seasons” (Handel Oboe Concertos)
Sinfonia Varsovia
DVD 076 2714


The trophies will presented at the 15th annual gala ECHO awards ceremony, to be held on 19 October at Munich’s Philharmonie im Gasteig and telecast in Germany, under the title “Echo der Stars”, that evening at 10 p.m. by ZDF (Second German Television channel).

Congratulations to all award-winners!

Your Deutsche Grammophon Web Team



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