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2008年8月9日土曜日

ラロック・ダンテロンでのリサイタル

この季節にはめずらしく、昼・夜と連続で仕事が入っていました。

昼の業務を早めにあがらせてもらって、
(こういうとき、後をお願いするパートナー通訳の方には、とても申し訳なく感じます。)
(さらに、仕事の出来が良くなくてへこみつつ、振り切ろうと)
山手線で瞑目?していたら、

携帯に連絡が。
夜の業務がクライアントの都合で延期との知らせでした。

ほんとに?

急いで帰宅して、すぐPCをつけました。
今日は、ラロック・ダンテロン音楽祭でのブレハッチのリサイタルが、ラジオ・フランスで放送される日。

仕事は前々から入っていた件。あきらめて、考えないようにしていたのに。。
こういうこともあるんだ。
先週、ヴェルビエ音楽祭のブレハッチのライブ配信がドタキャンになったのと、全く逆パターンです。
世の中、どう展開するか、わかんない。

リストの演奏会用練習曲が始まるところでした。
そして、ドビュッシー版画。
ショパンマズルカop50
最後が・・ショパンピアノソナタ3番。

汗を拭くこともせず、聴きました。

ヴェルビエと同じプログラムですが、
そしてヴェルビエの翌々日という強硬スケジュールだったのですが、
このフランスでの演奏、ヴェルビエの自制的で無難な演奏とは随分違って聴こえました。

とても大胆で、思い切りがよくて、すごく自由な感じ。
一音ずつが生きてる。思い通りに音楽を操ってる。
ロケーションが広々とした公園だから?
私の思いすごし?

いえ、でも、ショパンソナタの最終章、凄い、迫力。
あ、ちょっと疲れたかな、と思った瞬間、勢いを増して、
最終部で更にアッチェレ。
恐れを知らないラファウ・ブレハッチ。

終わった瞬間、私は小さなガッツポーズをしてしまいました。

割れるような拍手と大きな歓声が聞こえて、
うれしさがこみあげました。
一歩踏み越えたような、憑き物が落ちたような、すかっとした感じ。

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ラファウ・ブレハッチは、10月4日、
ニューヨークのメトロポリタン美術館のオーディトリウムでリサイタルを開きます。

今のところ私が知る限り、これが、東海岸リサイタルデビューになると思います。
こちらです。

曲目:モーツアルトソナタk311、ドビュッシー版画、シマノフスキーバリエーション、ショパンマズルカop50およびソナタ3番


こちらも、忘れないようにメモしておきます。


2008年12月5日、チェンストホヴァ・フィルハーモニーCzęstochowa Philharmonic と、ベートーベン協奏曲第4番。

チェンストホヴァに関しては、去年のブレハッチの記事があります。
こちらです。
2007年1月、このホールでリサイタルを開いたブレハッチですが、
音響が良く、楽器が「これまでポーランドで弾いたどのピアノよりも良かった。」そうで、音楽的にも素晴らしい演奏会となり、
ホールは満席で立ち見も出て、スタンディングオベーションが続いた、とのことです。

別の記事では、楽器ばかりでなく、このコンサートでは聴衆の反応がすばらしく、一体感を感じた。演奏家冥利につきる、というような発言をしています。

(2008年12月のコンサートは、ブレハッチ部分は後にキャンセルになりました。追記)

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