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2008年7月7日月曜日

ショパンは結核ではなかった

(6月2日付けの、ポーランドラジオのニュースです。)

「ポズナン医科大学のWojciech Cichy教授、ショパンの死因は死亡証明書でいう結核ではなかった、との通説を確認する発言」


Cichy教授によれば、解剖報告書で記述されている、ショパンの心臓の表面の小結節は、すい臓繊維症の症状である可能性がある。

(のう胞性)すい臓繊維症は主として肺に影響し、進行性の障害をきたす遺伝病。

Cichy教授はWprost誌(週刊)の記事で、ショパンの直系の家族の病歴は、この推論を裏付けると述べた。
ショパンの姉妹3人のうち2人は肺疾患で亡くなり、特に末っ子のエミリアは極めて病弱で、15歳で亡くなった。

すい臓繊維症とその遺伝系については、ショパンが39歳で亡くなった後、83年たった1932年にようやく解明された。

Cichy教授のチームは、ポヴォンスキ墓地に埋葬されたエミリアの遺体をもとに、遺伝に関する研究を実施したい、としている。


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1926年、16歳の夏に、体力の弱ったフレデリック・ショパンは、母と、結核の疑いのあった妹のエミリアとともに
湯治治療の目的でドゥシニキに滞在しました。
しかし翌年、ショパン家2人目の神童と言われた詩人エミリアは10代半ばでこの世を去りました。


死ぬことは私の天命
死は少しも怖くはないけれど
怖いのは 貴方の
記憶の中で死んでしまうこと


エミリアが亡くなる直前に残したという、この詩(「ショパンの生涯:音楽の友社」より)を読んだとき、涙がとまりませんでした。

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