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2008年7月8日火曜日

音楽は祈り―ラファウ・ブレハッチインタビュー(ポーランド)

アーカイブとして、載せておきます。


これは、ラファウ・ブレハッチが、「カトリック・ガイド誌(Przewodnik Katolicki)」で、
2007年11月に行ったインタビューのポーランド語の記事からの引用になります。


(お願い) インタビューの転載・使用はお控えください。

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音楽は祈り(ラファウ・ブレハッチの発言から)

コンクールに向け勤勉に練習に励んできた結果、
自分が向上できただけでなく、多くの人々に感動を与えることができた幸福は、
今も続いている。

作曲家が譜面に残した音楽に忠実に、作曲家のスタイルと性格の枠内で解釈することが大切。
忠実に弾きながらも、音と音の間にあるものを表現することも重要。

ハンブルグでのCD録音について。(これまで発表されているのと同じ内容。)

私は人々に衝撃を与えようとするタイプの演奏家ではない。
ツィメルマンの言うとおり、自分の直感を信じ、自分の心の声に耳をかたむけることが大切。

自分自身と、この作曲家はこうだと認識されている姿との間のバランスをとる必要があるが、
かつ、演奏家の演奏を聴いただけで、「ああ、これは○○のピアノ。」とわかるような演奏をすることも、
演奏家のスタイルという意味では魅力的なこと。

私は時間を見つけて、教区の教会のオルガンでバッハを弾くようにしているが、
ポリフォニーを考えることで、ピアノ演奏を豊かにしている、と思う。


地元ナクウオの教区教会



若い頃見た演奏会で、圧倒され、印象に深いものが2つある。

ひとつは、12歳の時、ビドゴシチでのミッシャ・マイスキーの演奏会に行き、魅了された。
そのときのマイスキーのバッハの3つの組曲は、今日も愛聴している。

2つめは、ポメラニア・フィルハーモニーホール(Filharmonia Pomorska)(ビドゴシチ)にて、
「ポズナンのナイチンゲール」(国立少年・男性合唱団)、指揮はステファン・ストゥリグロシュ(Stefan Stuligrosz)先生で、
ヘンデルのメサイアを生まれて初めて生で、全曲聴いたとき。


ビドゴシチのポメラニア・フィルハーモニー・ホール



音楽は、純粋な祈りだと思う。

音楽を通じて自己を表現しようとするとき、直接言葉で表現しなくても、自己の重要な部分を伝えることができる。
演奏家だけでなく聴衆も、発信された音楽の美しさと交流することで、浄化され、向上する。

音楽の奏でる音は、ときとして、非日常的な経験や感情を呼び起こし、
人はそれを長く記憶したいと願う。この人にとって必ずプラスになっている。

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