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2007年9月28日金曜日

ラファウ・ブレハッチ、CD「ショパン前奏曲」を録音直後のインタビュー(ポーランドラジオ)

インタビューの音声


2007年8月16日の、ポーランドラジオとのインタビュー

ポーランドラジオ国際放送です。クビツキー(以下「司会」)が今週のポーランド・アートのフォーカスをお届けします。

(ノクターンOP62-1)
(司会)
今日はポーランドのラファウ・ブレハッチに焦点をあてましょう。
ワルシャワの2005年ショパン国際ピアノコンクールでの優勝からおよそ2年、今後のキャリアはどんなものになるのでしょう。

ブレハッチはドイツ・グラモフォンとのハンブルグでの録音を終えたばかりです。
10月に発売されるCDには、ショパンのプレリュード全曲と、OP62の2つのノクターンがフィーチャーされます。
ハンブルグでの録音セッションの後、ラファウ・ブレハッチがPolskie Radioのインタビューに答えてくれました。

(ブレハッチ→通訳)
録音の準備は随分早くから始まりました。
まず録音用の楽器を選ぶ必要があったため、3月にハンブルグへ行きました。
僕を待ち受けていたのは4台のピアノ―もちろん全部スタインウエイです。
プレリュードに最も適したピアノを選ぶのは簡単ではありませんでした。
僕が選んだグランドピアノは18ヶ月のものでした。

(司会)
ドイツ・グラモフォンとの独占契約に基づき、ブレハッチは今後5年間に3枚のCDを録音することになります。
なぜプレリュードを最初のCDに選んだのでしょうか?

(ブレハッチ→通訳)
コンクールが終わってしばらくの頃から、まずはプレリュードから始めるのが良いと考えていました。
プレリュードはドイツ・グラモフォンのレーベルでは随分長い間録音されていません。
前回グラモフォンがプレリュードをリリースしたのは、10年以上も前になります。
今回のCDにはプレリュードの他、ノクターンOP62の2曲が入ります。

(司会)
ブレハッチはショパンコンクール優勝の直後に、グラモフォンからコンタクトを受けました。

(ブレハッチ→通訳)
ショパンコンクールの2日後、グラモフォンの代表者からコンタクトがありました。
今後しばらくの間、ポーランドや他の国での僕のリサイタルやコンサートにお越しくださるとのことでした。
2006年5月、僕はハンブルグを訪れ、ポーランドの石油会社のOrlenの資金提供により、自分用のスタインウエイを選ぶことができました。
この時、グラモフォンとの5年の独占契約を結んだのです。
契約には3枚のCDが含まれています。2枚はショパンのソロピアノ曲、もう1枚はショパンのコンチェルト2曲です。
3枚目はショパンの生誕200周年である、2010年にリリースされます。オーケストラと指揮者は、まだ決まっていません。




(プレリュードOP 28-10)
(司会)
2005年10月のショパン国際ピアノコンクールでの優勝は、20歳のラファウ・ブレハッチにとって本当に目覚しい成功でした。
ポーランド人の優勝者として、実に30年ぶりのことでした。それから2年、ブレハッチはマチュアなピアニストとなり、さらにメジャーな国際的キャリアを歩むべく、今まさに出発点に立っています。
音楽評論家のアンジェイ・スウェクさんは、次のように論評しています。

(評論家)
彼は今とても良い時期にあると、期待をもって見ています。
ゆっくりと、しかし着実にレパートリーを広げています。
彼の人徳をうかがわせるような、洗練されたノーブルなタッチで表現される素晴しい音質は、今も維持されています。
彼がハイドン、ベートーベンのソナタを弾いたときの構成力には、彼の新たな面を発見した思いで、わくわくしました。
ラファウは今、人生において、とても充実した時期にあるのではないでしょうか。

(プレリュードOP28-11)
(司会)
音楽評論家のアンジェイ・スウェクさんでした。
ラファウ・ブレハッチはポーランド人ピアニストとしては、クリスチャン・ツィメルマンに次いで2人目の、ドイツ・グラモフォンの独占アーティストとなります。
ツィメルマンがワルシャワのショパンコンクールで優勝したのは、ブレハッチより先んじること30年、以来、輝かしい国際的キャリアを歩み続けています。

(ワルツOP64-3)
以上、今週のフォーカスをお届けしました。
みなさん、さようなら。

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